今川義元(1519~1560)

cv河内孝博(青二プロダクション)
 
設定年齢:41歳
 
使用武器:
 
蹴鞠
 
蹴雅鞠
 
蹴覇将鞠
 
成道七宝珠
 
意富加牟豆美
 
鳳眼光明遍照
 
一人称:まろ
 
駿河の名門、今川家の五男として生まれ、
兄の死後に家督争いを制し、
18歳で今川家当主となる。
内政の手腕はかなりのもので、
分国法を増補改定し、
領内の安定と国力の増強に努めた。
また一方では、
武田家、北条家と三国同盟を締結して、
国外にその威勢を誇示。
国内外の地盤を固めたのちに悲願の上洛をめざす。
 
 

「シナリオ集」

 
1「桶狭間の戦い」(1560)
 
オープニング“いざ鞠と共に”
 
義元
「京へ。 京へ上ろうかの」
今川軍武将
「おお・・・・・・!」
朝比奈泰朝
「殿! 殿、それではいよいよ」
義元
「そうじゃの」
朝比奈泰朝
「ははっ!」
義元
「京で蹴鞠がしたいのう」
今川軍兵士
「敵、織田の軍勢、清洲城を出発!」
義元
「尾張のウツケも蹴鞠るかのう?
 楽しそうじゃのう」
 
戦闘開始
 
義元
「今川家の格の違いを見せつけてやるのじゃ!
 勝ち目のないこと、思い知らせてやるのじゃ!」
徳川家康
「兵糧は運び終えましたぞ
 ここは拙者に任せ、長照殿は御出馬あれ!」
信長
「狙うは今川義元の首。全軍、信長に続け!
 遅れは、許さぬ」
義元
「い、いかん。本陣を守るのじゃ!」
濃姫
「気を許し、あらわになった喉元に
 牙を突き立ててあげましょう」
 
濃姫
「あなたの目、意外と曇ってないのね。
 だからこの空の下では、何も見えなくなる
 それじゃ・・・・・・生き残れないわ」
半蔵
「主がため・・・・・・覚悟」
徳川家康
「徳川の未来のため・・・・・・
 今川殿には悪いが、信長殿と組ませてもらおう」
お市
「あう~、すっかり遅くなっちゃたよ~
 遅れたぶん、頑張るからね、お兄様!」
信長
「フッ、天の流れは信長にある。
 ここで退くこともまた、天の望みたることよ」
徳川家康
「忠勝よ!」
忠勝
「承知! 本多平八郎忠勝、参るぞ!」
 
信長
「もうよかろう・・・・・・義元、来い・・・・・・」
義元
「娘、なかなか風流なものを持っておるのう」
お市
「・・・・・・あげないからね」
義元
「むう・・・・・・ではこの鞠と取換えぬか、の?」
お市
「え・・・・・・! 魅力的な提案かも・・・・・・」
義元
「うつけ殿、そなた、どれほどに蹴鞠るのじゃ?」
信長
「この信長が蹴るは・・・・・・乱世よ」
 
義元
「勝つには勝ったが、うつけ殿も中々やるのう・・・・・・
 京の蹴鞠は、先延ばしかの」
 
 
2「小田原城潜入」
 
今川軍は織田の奇襲を退け、駿府に戻った。
 
そこに甲斐の武田信玄から密書が届く。
北条に不審な動きあり、共にこれを
討ち果たさん、と。
 
盟友信玄の誘いに、義元は二つ返事で
これを承諾。小田原へと転身した。
 
「一度会えば盟友。
 日毎会えば兄弟・・・・・・仲良しじゃの。
 朋友とは、うぅ~ん・・・・・・蹴鞠じゃの」
 
戦闘開始
 
義元
「信玄公の頼みとあっては断れんの
 とにかく、氏康殿を探さねばの」
「の。ここはまろたちが抑えたの」
「妙な柵が、詰所の上にかかっておるの・・・・・・
 妙な柵は・・・・・・弓で狙ってみるといいの」
 
義元
「残る広間は二つじゃの」
「あとひとつじゃの」
 
政宗
「貴様が今川義元・・・・・・バカめ、冴えないやつだわ」
義元
「の。そなたも蹴鞠をせぬかの?」
政宗
「バカめ! さような子供の遊びなど、せぬわ!」
 
宇佐美定満
「今川殿、退かれよ!」
柿崎景家
「貴殿は、信玄に利用されておりますぞ!」
謙信
「義元、なぜ戦う。貴様は信玄に利用されておる」
義元
「義元、なぜ戦う・・・・・・かっこいいのう
 貴様は信玄に利用されておる・・・・・・これはありえんの」
 
義元
「氏康殿、戦乱を望んではいかんの」
北条氏康
「戦乱など望みはせぬが・・・・・・
 おぬし、信玄に何を吹き込まれた?」
義元
「氏康殿、もうよいの。またまろや信玄公と仲良くの
 の? の? の?」
北条氏康
「・・・・・・ああ」
 
 
3「川中島の戦い」(1561)
 
今川軍は小田原城を制圧、北条を屈服させ、
武田を交えた三国で同盟を結んだ。
 
その頃、信玄は宿敵・上杉謙信との抗争に
明け暮れていた。
 
両軍の力は拮抗。
業を煮やした信玄は一計を案じる。
 
信玄の要請を受けた義元は、のこのこと
川中島に足を踏み入れた。
 
「敵とか、味方とか。
 最初に言い出したのは誰かの?
 朋友とは、うぅ~ん・・・・・・蹴鞠じゃの」
 
戦闘開始
 
義元
「謙信公はこの山の上におるのか
 信玄公と仲良くするように伝えに行くかの」
村上義清
「武田の先鋒か! ここは通さぬぞ!」
義元
「の? 下郎、邪魔をするでないの」
謙信
「あの動き・・・・・・啄木鳥!
 甘く見たものだな・・・・・・宿敵」
義元
「謙信公! ・・・・・・留守かのう?」
信玄
「・・・・・・謙信、おこともまだまだ甘いのう」
義元
「の? の? 何がどうなっておるのじゃ?
 とにかく、謙信公を追うぞよ!」
 
信玄
「義元公、戻ったか!
 これで勝負ありじゃな。謙信を挟みこめ!」
義元
「し、信玄公、これは一体どうなっておるのじゃ?」
謙信
「利用されておるのだ、捨て駒同然のおとりとしてな」
信玄
「人聞きが悪いのう。戦不利と見て好きなことを言う
 おことが和を望まず、仕掛けてきたのじゃろう?」
政宗
「予想通りのようだな、我らは上杉軍に加勢する!
 あの小賢しい老いぼれを懲らしめてやれ!」
信玄
「政宗よ、大局が見えねば天下は取れぬぞ・・・・・・」
幸村
「お館様! ここはお任せを!」
くのいち
「こっちも予想通りなのよね~」
義元
「ま、まろはどちらにつけばよいのじゃ・・・・・・」
政宗
「気づかぬか、バカめ! 幸村を討ち、正義を示せ!」
幸村
「否、お館様の王道成就のため、ともに戦うのです!」
 
~上分岐・伊達政宗を撃破し、武田軍につく~
 
信玄
「義元公、よくぞ王道を見極めた!」
幸村
「戦でしか物事を計れぬような輩に
 世を治める資格など、ない!」
信玄
「さて、それでは義元公!
 このまま、一気に京に上るとするかの!」
義元
「おお、信玄公も京へ向かうのか
 信玄公が一緒ならば、百人力じゃの」
 
~下分岐・真田幸村を撃破し、上杉軍につく~
 
謙信
「そう・・・・・・正義は我らにある!」
政宗
「他人を手段として利用するような者が
 天下など治められるものか、バカめ!」
謙信
「闘争こそ、武士が持つ唯一の言語・・・・・・
 来たれ。真の武士たらんとするならば」
義元
「来たれ。・・・・・・の、の!」
政宗
「バカめ、喜んでおるわい」
義元
「ついていくの! 真の武士になる、の!」
 
 
4A「小牧長久手の戦い」
 
今川・武田連合軍は川中島にて
上杉軍を撃破した。
 
義元は逸る気持ちを抑えながら
再び上洛の地についた。
 
そこに織田と武田の上洛を阻止せんと
立ちはだかる・・・・・・。
 
両軍は小牧長久手の地に対峙した。
 
「今日の敵は明日の友。
 つまり・・・・・・ふふ、そういうことじゃの。
 朋友とは、うぅ~ん・・・・・・蹴鞠じゃの」
 
ムービー(戦闘開始前)
 
朝比奈泰朝
「殿! 信玄公の意図は明らか。
 殿のご人徳につけこみ、
 己が野望を遂げんとしておるのです!」
義元
「人を疑ってばかりでは、いつまでも乱世じゃの」
朝比奈泰朝
「殿!」
義元
「じゃ、じゃあの・・・・・・。
 う~ん、う~ん・・・・・・。
 十、あ、いや二十鞠を蹴って地に着かせなんだら、
 信玄公に二心なしということで、良いかの?
 ・・・・・・良いの、良かったの」
朝比奈泰朝
「ダメだ・・・・・・ダメすぎる」
義元
「鞠は勝敗ではない。
 鞠の心はの、蹴りやすい球を渡す和の心」
朝比奈泰朝
「九、十、十一、十二、十三、十四、
 十五、十六、十七、十八、十九・・・・・・あ。
 なっ、何も見ておりませぬ!」
 
戦闘開始
 
信玄
「我らは清洲の本陣を死守する!
 小牧山は任せたぞ、義元公」
忠勝
「やむを得ぬな、我らは打って出る!」
稲姫
「父上、あとはお任せを!」
忠勝
「うむ・・・・・・役目を、果たせ・・・・・・」
稲姫
「この先は・・・・・・通しません!」
徳川家康
「忠次、康政、直政! 敵の本陣を狙え!
 三河武士の力、天下に見せつけよ!」
義元
「氏真、あとは任せたぞよ」
忠勝
「稲・・・・・・そなたの死、無駄にはせぬぞ!」
 
忠勝
「三河武士の魂、確かに受け取った!」
酒井忠次
「忠勝!! おぬしの無念、拙者が晴らす!」
徳川家康
「これまでか・・・・・・打って出よ! 敵に一矢報いるぞ!」
光秀
「家康殿。御家臣の死、無駄にするおつもりか!
 我らの後にもまだ援軍は続いております!」
徳川家康
「うむ。小牧山を取り返せ! 信長殿の援軍を待つ!」
信玄
「家康を小牧山に入れてはならん! 追うぞ!」
 
信玄
「ええい。古びた木など壊して通ればよい!」
今川氏真
「城を守れ! 城を守れ! 城を守るのじゃ!」
半蔵
「このような者、守りにならず・・・・・・笑止なり」
徳川家康
「わしを使っていた義元殿も、今や信玄に使われ
 いやはや、わからないものですな・・・・・・」
義元
「使う使われるだけが、この世ではないぞよ」
 
 
5A「京洛蹴鞠会」
 
今川・武田連合軍は徳川軍を撃破。
ついに入京を果たした。
 
義元は直ちに蹴鞠会を執り行わんと
喜び勇んで準備に取り掛かる。
 
だが、京に残る織田信長とその軍勢が最後の
抵抗を試みんと、戦いを挑んできた。
 
「皆が一つになって蹴鞠る姿、
 想像しちゃったの。
 蹴鞠とは、うぅ~ん・・・・・・楽しいの、の!」
 
戦闘開始
 
信玄
「風林火山の旗、京に立てるは今ぞ!
 この戦を、戦国最後の戦とせよ!
 手強~い蘭丸が守る南門は避けるが吉じゃな」
信長
「全門開け! これより、信玄の首を獲る」
濃姫
「ダメよ。飼犬は飼犬らしくおとなしくしてなさい
 抜け出したいのなら、檻を破ることね」
信玄
「こりゃあかなわん。義元公、後は任せたぞ~」
濃姫
「その目で、もう一度見てみるべきね
 あなた自身と、あなたを覆う全てを」
 
信玄
「さすがは義元公。腐っても海道一の弓取りじゃな」
義元
「の? まろは腐ってなどおらぬぞよ」
信玄
「い~や、腐っておるよ。何故ならな・・・・・・
 このわしの心も、見抜けぬのだからな」
義元
「し、信玄公、これはどういうことぞ?」
信玄
「すまぬな、義元公。じゃがなあ・・・・・・
 口車に乗せられてホイホイ戦をする者がいては
 戦国は終わらぬ。泰平は来ぬのじゃよ」
くのいち
「ごめんねー。まろに恨みはないけど、戦だからねー」
義元
「戦などなくなってしまえばよいのにのう
 さすれば、一日中蹴鞠をして暮らせるぞよ」
くのいち
「アタシも一日中寝てくらせるのにねー
 ・・・・・・って、それじゃダメな人じゃん」
幸村
「これも戦場の定め・・・・・・お恨みめさるな、今川様」
義元
「恨む? そうではないぞよ、幸村殿
 まろが勝てば、また全て元通りじゃろ」
幸村
「フッ・・・・・・では、参る!」
 
イベントムービー
 
信玄
「すまんなぁ、義元 王道のカッコよさに・・・・・・
 おことは不要だ」
 
エンディング今川義元“天下一の弓取り”
 
信玄
「うーむ・・・・・・。
 あったかいなあ。
 信長公。
 わしやおことの天下は、
 どのくらい続いたんだろうなあ」
信長
「フン」
信玄
「実感じゃ。
 理由なんぞ、なんもない。
 ああ・・・・・・ぽかぽかだ。
 はははは、ぽっかぽかだのう」
義元
「蹴鞠の極意はの・・・・・・の?」
信玄
「・・・・・・ははははは。
 天下一の弓取りは、弓を取らぬわ。
 ははははは」
 
 
4B「上田城攻略戦」
 
今川軍は上杉軍と共に武田信玄を撃破した。
 
追い詰められた武田軍は兵を退き、
堅城と名高き上田城に立て籠もった。
 
これに対し、謙信は宿敵との決着をつけんと
進軍を開始。
 
義元はなんとなくこれを追いかけた。
 
「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ。
 呪文じゃの。
 朋友とは、うぅ~ん・・・・・・蹴鞠じゃの」
 
ムービー(戦闘開始前)
 
謙信
「ふぅむ」
政宗
「なるほど。 謙信は名将。
 龍と称されるだけのことはある。
 お前が憧れる気持ちもわかる。
 バカめ!
 じゃがその真似をしたところで、
 ブタは龍になれぬわ!」
義元
「んぷっ」
政宗
「特に信玄に利用される、
 底が抜けたようなお人好しに・・・・・・」
謙信
「はあっ!」
義元
「ほおっ!」
政宗
「こら!
 人の話を最後まで聞かぬか、バカめ!」
 
城外戦開始
 
謙信
「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ
 毘沙門天よ・・・・・・我に力を与えたまえ
 宿命を、終わらせる力を!
 南・北・東の三方より上田を攻める!
 政宗、慶次、城内で我と落ち合え!
 ここは敵地、兵が途切れぬよう専心せよ」
幸村
「謙信! 貴様の命運ここで断つ!」
義元
「まろが上田城に一番乗りぞよ!」
慶次
「お! やるもんだねえ、あんたも」
政宗
「バカめ! 貴様一人の力ではないわ!」
慶次
「この城には、誰もいないみたいだねえ」
くのいち
「さぁて、呼ばれて飛び出て何とやらってね~」
政宗
「また貴様か・・・・・・バカめ・・・・・・」
くのいち
「まろ、謙信みたいになりたいんだって? 無理!
 まろが謙信って、ぶちゃけありえないよね~」
政宗
「だからわしも言っておるのだ、無理だと!」
義元
「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ」
慶次
「おっ、謙信の旦那の真似かい? 結構イケてるぜ!
 けど、意味わかって言ってんのかい?」
義元
「のー!」
 
信玄
「援軍なき籠城は下策! 打って出るぞ!」
幸村
「上田に幸村ある限り、好き勝手にはさせないっ!」
くのいち
「にゃは♪ 幸村様だけ生き返るなんてずるぅ~い♪」
謙信
「戦、見事。義元、少しは闘争を知ったか」
義元
「義元、少しは闘争を知った・・・・・・の、の、の!」
政宗
「フン・・・・・・知ったことにならぬわ、バカめ・・・・・・」
謙信
「上田の城、見事落としてみせよ」
 
城内戦開始
 
義元
「今川軍だけでこの城を落とさねばならぬのか・・・・・・
 まろたちだけで落とせるかのう・・・・・・」
今川氏真
「ち、父上・・・・・・来て下さいましたか・・・・・・ああ・・・・・・」
義元
「まろの息子ながら・・・・・・情けないものよのう・・・・・・」
岡部元信
「殿、お気をつけて」
朝比奈泰朝
「殿! 何やらご立派になられましたなあ・・・・・・」
義元
「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ」
朝比奈泰朝
「おおっ! 殿!」
 
幸村
「今川様、以前は盟友だったゆえ、手心もあったが
 あなたが武士たらんとするのであれば、
 容赦はしない! 参られよ!」
義元
「幸村殿、すまんのう・・・・・・」
幸村
「武士と武士、相見えたのなら答えは一つ
 恨むことなどない・・・・・・ご自分を誇りに思われよ」
 
くのいち
「ここにいるのは意外にもあたしでした~」
義元
「の、の、の、の、の、の・・・・・・」
くのいち
「素直に驚いてもらえるとちょっと嬉しいよね~
 それでは、ぶんし~ん!」
信玄
「そしてわしが出てきて挟み撃ちというわけじゃ」
義元
「の、の、の、の、の、の・・・・・・」
信玄
「素直に驚いてもらえるとはありがたいのう」
 
今川氏真
「父上! 父上! 父上!」
岡部元信
「殿! ご無事で!」
朝比奈泰朝
「殿! お待たせいたしました!」
謙信
「よくやった・・・・・・義元
 これより上洛する。京にて相見えようぞ・・・・・・
 己の道を切り拓け・・・・・・闘争だ!」
 
 
5B「本能寺肝試し」
 
上杉・今川連合軍は上田城を陥落させ、
破竹の勢いで上洛を果たした。
 
だが、謙信はあくまでも闘争を求め、
突如天下人を決めんと義元に決戦を挑む。
 
浮き足だつ家臣をよそに、
義元はこれを勝手に受けて立った。
 
「モット・モット・ゴウカイニ。
 生きてみようかの。
 宿敵とは、うぅ~ん・・・・・・闘争じゃの」
 
戦闘開始
 
謙信
「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ
 毘沙門天よ・・・・・・我らが闘争、とくと見守られよ」
朝比奈泰朝
「殿、決して御無理はなさるな!」
義元
「しつこいのう・・・・・・まろは平気じゃの
 この戦、勝って、謙信殿のようになるのじゃ!」
慶次
「京でケンカとくりゃあ、この前田慶次
 黙ってるわけにはいかないねえ。行くぜえ!」
政宗
「なぜわしまで付き合わねばならんのだ!
 義元! 痛めつけてやるから覚悟せよ! 行くぞ!」
 
慶次
「俺を倒すなんて、あんた、立派な武士だぜ」
政宗
「フン、少しは認めてやるとするか・・・・・・」
義元
「そうかの? これでまろも真の武士かの?」
政宗
「調子に乗るな!」
信長
「見事な戦よ・・・・・・義元・・・・・・
 この信長も、くだらぬ戦でうぬを試してやろう」
慶次
「やれやれ、とんだ邪魔者だな
 腕試しは後回しだ、加勢するぜ!」
政宗
「漁夫の利とは、魔王のすることとは思えんな
 義元! 手伝ってやるわ、バカめ!」
義元
「い、いかん。こ、ここはまろに任せるぞよ」
謙信
「待て・・・・・・家臣を率いるも武士の器
 貴様を信じる者を、守ってみせよ」
朝比奈泰朝
「殿、我々も忘れてもらっては困りますな」
義元
「お、おぬしら・・・・・・」
蘭丸
「京の町に軍を入れ、私闘をするとは・・・・・・
 このような狼藉、見過ごせません!」
義元
「の? 真の武士になるための闘争ぞよ?」
蘭丸
「争うだけでは、真の武士にはなれません!」
濃姫
「あら、随分とたくましくなったのね。見違えたわ」
義元
「そ、そうかのう?」
濃姫
「たくましいだけじゃ・・・・・・物足りないけど」
謙信
「見事な戦だ・・・・・・義元!
 この謙信自ら、貴様を見極める!」
 
イベントムービー
 
謙信
「義元。ただ闘い、ただ争わん!
 信ずるは・・・・・・闘争だ」
 
謙信
「この艱難、よくぞ乗り越えた! 義元!
 もはやその器、この謙信が及ぶところに非ず」
義元
「な、なんと・・・・・・それではまろは?」
 
エンディング2今川義元“もののふの道”
 
謙信
「完敗だ勝者。
 一献参らせたい。
 貴様を超える男はない。
 天下は任せたぞ・・・・・・友よ」
政宗
「杯を交わした者は友、か」
義元
「一献参らせたな」
政宗
「ん?」
義元
「んぷっ」
政宗
「わ、わしは飲まぬぞ、バカめ」
義元
「貴様を超える男はない。
 天下は任せたぞ」
政宗
「おい!?
 馬、わし、大事・・・・・・」
義元
「友よ」
政宗
「くく・・・・・・はははははは!
 底抜けが底なしに化けたわ! バカめ!」


戦国無双[武将]完全攻略

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