くのいち(架空の人物)

cv永島由子(青二プロダクション)
 
設定年齢:15歳
 
身長:152cm
 
使用武器:くない
 
穴苦無
 
回旋苦無
 
烈風円旋刃
 
絶不知火
 
琥死那蛇
 
壊閃黒闇天女
 
一人称:アタシ
 
真田幸村に仕え、その影となり働く女忍者。
幸村が出陣する数々の戦いに同伴し、
縦横無尽の活躍を見せる。
忍びとしての実力は確かで、
単独で敵陣に潜入するなど、危険な任務も難なくこなす。
しかし、
その性格は忍びのイメージとは裏腹に明るくおてんばで、
仕えている幸村や敵将に軽口を叩くこともしばしば。
 
 
 


「シナリオ集」

 
1「川中島の戦い」(1561)
 
オープニング“風林火山、動く”
 
信玄
「・・・・・・武田本隊を囮として敵の注意をひく。
 幸村率いる別働隊が迂回。
 背後より妻女山上の謙信の横腹をつつき、
 本隊へと追い込み、せん滅する。
 これ、啄木鳥が虫を燻り出すがごとく。
 さあて、やるかね」
幸村
「はあっ たあっ」
くのいち
「ふふっ」
謙信
「ふぅむ。来るか、宿敵」
 
謙信
「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ
 毘沙門天よ・・・・・・我に力を与えたまえ
 この戦に勝利する、力を!
 八幡原の部隊を蹴散らすは、正道
 炊煙が信玄の奇策ならば、海津城は手薄・・・・・・
 謙信の進むべき道は正か、奇か」
信玄
「さて、謙信の相手をしてやるかね
 別働隊は海津城方面より、妻女山へ奇襲をかけよ!
 本隊は、兵を割いたこと悟られぬよう奮戦せよ!」
くのいち
「こんな時に役に立つのが、アタシですよ
 謙信さ~ん? お留守ですか~?」
謙信
「さすが宿敵・・・・・・とでも言えばよいか」
信玄
「幸村の動きは、悟られておらぬようだな」
 
イベントムービー“啄木鳥見破ったり”
 
武田軍兵士
「上杉軍、動きました! やったぞ! おお!」
信玄
「いや、啄木鳥にかかったにしては早い・・・・・・」
謙信
「謙信に陽動などいらず。宿敵、その首もらいうける!」
信玄
「やはり一筋縄ではいかんかぁ。さすがよ謙信」
 
信玄
「全軍、一旦退くぞ!」
幸村
「まさか・・・・・・! 本陣が危ない!
皆、急ぎ本陣へ引き返すぞ!」
信玄
「別働隊が合流するまで、本陣を死守せよ!」
山本勘助
「謙信! 逃がさんぞ!」
信玄
「行くことは流れのごとし、とは、な・・・・・・
 すまぬ信繁・・・・・・わしとしたことが・・・・・・」
 
イベントムービー“謙信単騎突入”
 
謙信
「なんだ、その顔は? もっと戦を愉しもうぞ、宿敵」
 
幸村
「お館様ご無事で!」
信玄
「幸村、戻ったか!
 これで形勢逆転だ! 一気に押し潰すぞ!」
幸村
「そなたは一刻も早く本陣へ戻れ!
 ここは私たちで何とかする!」
くのいち
「わっかりました~! くのいちの本領発揮ね!」
 
イベントムービー“みーちゃった”
 
くのいち
「にゃ~る♪
 みーちゃった、みーちゃった、クフフフ♪」
 
くのいち
「お館様ぁ~ご無事ですかぁ?」
信玄
「見くびるでない。わしなら心配無用
 それより、幸村を助けてやれい
 あやつには、おことの助けが必要であろう」
くのいち
「なんか含みのあるセリフ・・・・・・」
信玄
「がはは。まあ、おじさんだからのう」
謙信
「宿敵・・・・・・これならどうだ?」
信玄
「あの陣構え、絶えぬ攻撃・・・・・・車懸りの陣か!
 ならば、鶴翼の陣で迎え撃つ!」
謙信
「劣勢か・・・・・・勝負は預けたぞ、宿敵!」
信玄
「やれやれ、あれだけ暴れておいて逃げるのか?
 きついお灸を据えてやらんといかんなあ」
謙信
「貴様の力、見せろ! 宿敵!」
信玄
「おことは、相変わらず力を無駄に使っておる
 もっと力の使いどころを見極めんか!」
幸村
「お館様には、乱世を治める役目がある
 上杉謙信! 貴様の相手は、この真田幸村が承る!」
謙信
「退け・・・・・・己が器、謙信に値せず」
 
 
2「三方ヶ原の戦い」(1572)
 
上杉謙信の撤退により、川中島の戦いは
武田軍の勝利に終わる。
 
これを好機と見た信玄は、上洛を開始。
 
だが、その進路には三河の英傑・徳川家康
が待ち受けていたのである。
 
「戦なんてさぁ~、
 大将倒しちゃえばいいんじゃない?
 これぞ忍びの道よぉ~。
 お仕事お仕事ぉ、にゃは☆」
 
イベントムービー“次にお前は出陣すると言う”
 
幸村
「なぜ籠城している家康を討たぬのです
 放っておいては必ず後々・・・・・・」
信玄
「戦などせんほうがよいのだよ」
徳川家康
「ぬうっ」
ガヤ
「おおっ!? どうどうっ! おー!?」
信玄
「ま、そのあたりがわからんのが、若さ、か」
 
徳川家康
「これは・・・・・・信玄にしてやられたというわけか
 だが、もはや退けぬ・・・・・・全軍、無闇に動くな!
 適度に戦い、引き上げるのだ!」
信玄
「引きつけよ! 無闇に前に出るな!
 動かざること、山のごとしというやつだ
 小山田軍! 投石を始めいっ!
 家康よ。おことのお手並み、見せてもらおうか」
石川数正
「お、おのれ! ふざけおって!」
徳川家康
「こら、待たぬか! 止まれ!
 主君も未熟なれば、家臣もまた・・・・・・か・・・・・・」
信玄
「それ以上南に出るでないぞ。敵を引きつけよ!
 よし、今だ! 第二陣、突撃せよ!
 徳川のひよっこに、戦の仕方を教えてやれ!
 侵略すること火の如しというやつだ」
滝川一益
「武田軍の力が、これほどまでとは・・・・・・
 信長様にお伝えせねば・・・・・・撤退する!」
信玄
「ふふふ、沈む船から鼠が逃げ出しおる
 逃がすな! まだ追いつけるぞ!
 疾きこと風の如しというやつだ
 ふむ、逃がしてやってもかまわんが・・・・・・
 もう少し、教えてやろうかね
 戦というもの、主君というものをな」
忠勝
「ここで殿を死なすわけにはいかぬ!
 三河武士の意地を見せよ! 敵に背を向けるな!」
信玄
「家康には勿体無いものが、二つあるよなぁ
 あの珍しい兜と、本多忠勝という男よ
 本多忠勝を破った者は、第一の手柄とする!」
半蔵
「負け戦・・・・・・
 影の戦は、これより始まる・・・・・・
 静かなること・・・・・・林の如しだな、英雄よ・・・・・・」
幸村
「妙だな・・・・・・何故、あのような門を
 あの方角・・・・・・まずい!」
 
イベントムービー“巨星墜つ”
 
信玄
「乱波、め・・・・・・ぐっ」
半蔵
「・・・・・・滅却」
幸村
「お館様!」
信玄
「信玄死すと聞けば、敵は勢いづこう
 我が死は、隠せ。これからは・・・・・・
 ゆ・・・・・・きむら・・・・・・手を・・・・・・
 信玄の志・・・・・・確かに渡した・・・・・・ぞ」
 
くのいち
「くうっ・・・・・・ドジったなあ・・・・・・
 とにかく、お館様の手当てを!」
幸村
「お館様の死を悟られるわけにはいかん!
 本陣、後退せよ!」
くのいち
「このままじゃ、終われないっ!
 馬鹿にされっぱなしじゃ、本当の馬鹿だからね」
 
イベントムービー“運命の出会い”
 
くのいち
「変わり身!? にゃは♪ そうこなくっちゃ」
半蔵
「・・・・・・殺」
 
幸村
「貴様が、お館様を・・・・・・その命で、償ってもらおう!」
半蔵
「・・・・・・殺」
くのいち
「あぶなかったぁ・・・・・・
 お館様が死んだなんてばれたら、大変だったにゃあ」
幸村
「このまま、上洛は続けられまい・・・・・・
 一度、退くしかないのか・・・・・・」
くのいち
「お館様が死んじゃったんじゃあ・・・・・・
 武田も終わりかにゃ・・・・・・身の振り方考えなきゃ」
 
 
3「岐阜城潜入」
 
三方ヶ原の負傷により武田信玄はこの世を
去った。
 
信玄の子・勝頼は、長篠で織田軍に大敗。
武田家の命運は風前の灯火となった。
 
武田家に仕えるくのいちはある策を秘め、
岐阜城に潜入するのだった。
 
「大黒柱が倒れると、もろいもんだよねぇ。
 そんな時こそ、あたしの出番。
 お仕事お仕事ぉ、にゃは☆」
 
くのいち
「この城は明智光秀しかいないワケね
 あの正義感の塊を動かすには・・・・・・可哀想な女!
 信長のせいで家族を失った可愛い女忍者の復讐!
 なんていいかもしんない!」
五右衛門
「織田の忍者か? 女でも容赦は、ア、しねえぜ?」
くのいち
「違うの・・・・・・信長のせいで家族を失って、忍びに」
五右衛門
「ノー!! なんてえ哀しい話なんだァ!!」
くのいち
「うわ! 声が大きいって!!」
織田軍兵士
「曲者が入り込んだぞ! 探せ!」
くのいち
「声が大きい人って、大抵無神経なのよね~」
五右衛門
「おい、待てよ! 俺様が弟子にしてやるって!」
くのいち
「何の解決にもなってないし・・・・・・」
蘭丸
「曲者、覚悟!」
くのいち
「曲者はか弱い女の子なの~。見逃して♪」
蘭丸
「曲者に男女の別はありません!
 待ちなさい! 逃がしはしませんよ!」
濃姫
「あら? ここは女狐の来るところではないわよ?」
くのいち
「だったら、蛇のいるところでもないんじゃない?」
濃姫
「フフフ・・・・・・さよなら、女狐さん・・・・・・」
 
くのいち
「ああ・・・・・・昼下がりの情事、ってやつね?」
濃姫
「フフフ・・・・・・ そう見える?」
蘭丸
「ち、違っ! 私はただ濃姫様の護衛を・・・・・・!」
五右衛門
「ヘイ! 可哀想な女忍者さん! 忍びの道は険しい
 よし! この天才忍者が稽古をしてあげよう!
 今日はこのくらいで勘弁してやる!」
くのいち
「いいね、その決めゼリフ! 古典的~♪」
半蔵
「徒に乱を望むか・・・・・・真田よ」
くのいち
「ううん。今回は考えあってのことだから、本当に
 実は説教するの好きなんだよね?」
 
くのいち
「信長に殺された家族の仇、覚悟!」
光秀
「待ちなさい! 一体、何のことです!?」
くのいち
「自分の胸に聞いてみろ! 魔王の手先め!」
光秀
「くっ・・・・・・」
 
イベントムービー“操り光秀”
 
光秀
「止めを・・・・・・さしなさい・・・・・・」
くのいち
「アンタを殺したって、イミないよっ
 全部アイツのせい。信長のせい、なんだから
 え~~~ん。しどいよ~・・・・・・
 にゃ、はっ、にゃあぁん☆」
光秀
「敵の言葉など信じられません
 ですが・・・・・・わたしは、信長様のことも・・・・・・」
くのいち
「ありゃりゃ、意外にあっさり
 不安なのねえ
 タナぼたタナぼた♪
 ま、そういうスキがあるのが悪いってコトで
 にゃははっ♪」
 
 
4「上田城救出戦」
 
明智光秀は、信長を倒した。
 
この謀反を契機に歴史は大きくうねり、
数年後、天下は秀吉のものとなる。
 
だが、東海の太守・徳川家康は未だ野望を
捨てきれずにいた。
 
家康は将来の憂いを除くため、真田幸村暗殺
を企むのだった。
 
「お仕事がなくなっちゃうから、
 幸村様は殺らせないよ。
 お仕事お仕事ぉ、にゃは☆」
 
くのいち
「半蔵のやつ、あたしを出し抜いたつもりなの?
 目には目を、歯には歯を、忍びには忍びを♪
 忍びの術で勝負! 幸村様の元へ、急ぎますか♪
 にゃんと、行き止まり! どうすんだっけ?
 ・・・・・・この壁! 動く? ・・・・・・仕掛け扉!
 にゃは! 床を踏んでぇ~仕掛け扉を開けると♪
 開いたぁ~♪ 開いたぁ~♪
 これで階段まで行けるはず! にゃは♪
 大変! 急げぇ♪ 急げぇ♪」
半蔵
「影は無形・・・・・・」
幸村
「くっ・・・・・・不覚だ・・・・・・」
半蔵
「・・・・・・終わりだ、武士よ」
 
イベントムービー“手強いぞ”
 
くのいち
「これで2対1。形勢逆転ね」
半蔵
「笑止」
くのいち
「はあっ!?」
半蔵
「・・・・・・影は無形。ゆえに無敵」
くのいち
「なにそれ!? どっぎつーい」
 
 
5A「大坂夏の陣」(1615)
 
服部半蔵を退けてから数年後、天下は
徳川家康の手に渡り、幸村は所領を失った。
 
さらに家康は天下平定を完成させるべく
豊臣家討滅を決意。
 
これに対し幸村らは、豊臣家の要請を受け、
大坂城へと入り徳川軍と対決することと
なった。
 
「まあ、雇い主だしねぇ。
 見捨てられない優しい少女~。
 さあ、最後のお仕事ねぇ~、にゃは☆」
 
イベントムービー“黄昏の戦士たち”
 
くのいち
「やだやだ。なに、このマジメな戦い?
 話のスジからして絶対負け戦だってのにさァ」
幸村
「まだ、だ
 わたしが、家康の首をとる」
くのいち
「バカみたい」
幸村
「ひとりでもやるさ」
くのいち
「いや~男だねェ
 アタシも愉しいから付き合おうかな? にゃははは♪」
 
徳川家康
「この戦、誰のためでもない
 ただ、天下百年の安泰のため
 戦乱を終わらす戦いぞ! 者ども進め!」
幸村
「この戦、もはや万に一つも勝つ見込みはあるまい
 なれば、真田の名に恥じぬ死に場所を求めるのみ」
徳川家康
「真田幸村は油断ならぬ男、迂闊に近寄るな!
 兵力は我が方が圧倒的だ、焦ることはない」
幸村
「時を稼がれては兵の少ない我らが不利
 敵を真田丸に誘い込む。幸村の戦、始めるぞ!」
くのいち
「それが男の世界なのね~♪ 素敵~♪
 ま、正直つきあいきれないけどね☆
 アタシには、アタシの世界があるワケで~」
前田利常
「おのれ・・・・・・負け犬がチョロチョロと!」
幸村
「よし、もう一軍団も誘い出せ!
 真田丸、始動せよ!」
徳川家康
「本丸に砲撃を浴びせろ。戦が嫌になるまでな」
幸村
「今こそ、秀頼様が陣頭に立たねば
 死んでいった者たちが、報われぬ戦になる」
くのいち
「なら、アタシが先に行って説得しようかな
 幸村様には、任せてらんないもんね~
 実は、真田丸にも抜け道があるのよね~」
幸村
「開門せよ! 真田幸村、秀頼様にお目通り願う!」
大野治長
「開けるな。真田は敵に通じておるやもしれぬ
 開けてしまえば、本丸が危うくなるしな」
幸村
「この期に及んで味方を信じることが出来ぬとは
 味方・・・・・・か・・・・・・勝永殿であれば、あるいは・・・・・・
 開門せよ! 真田幸村、秀頼様にお目通り願う!」
毛利勝永
「秀頼様に御出馬を願うのか、幸村殿!
 我らもお手伝い致そう。皆、敵を食い止めよ!」
くのいち
「秀頼様、今すぐ出陣した方がいいですよん
 じゃないと、味方が負けちゃいます~」
大野治長
「何だ貴様は・・・・・・無礼な」
くのいち
「はいはい、ザコは引っ込んでてね」
豊臣秀頼
「わ、わかった。出陣致そう」
くのいち
「ここで死ぬのも、後で死ぬのもおんなじだもんね」
豊臣秀頼
「あわわ・・・・・・やはり、城から出ることなどできぬ」
くのいち
「あーもう面倒くさいわね~。わかったわよ!
 城の隅でガタガタ震えて待ってなさい!」
 
幸村
「秀頼様! 今すぐ御出馬を!
 さすれば兵の士気上がり、勝機も見えましょう!
 私を、信じてください。必ずや、勝利してみせます」
大野治長
「承知した。真田殿は、戻られよ」
政宗
「この政宗が徳川の天下に味方? ・・・・・・バカめ!
 伊達の武名を天下に示す好機なだけよ! 行くぞ!」
幸村
「秀頼様の信頼に応えねば、御出馬はかなうまい
 これで、秀頼様の御出馬を待つのみだ
 頼む・・・・・・」
大野治長
「真田は勝つなどと言っておったが・・・・・・
 やはり、秀頼様を危険に曝すわけにはいかぬ」
幸村
「やはり・・・・・・こうなる、か
 わかってはいた・・・・・・わかってはいたが・・・・・・」
 
イベントムービー“幸村、特攻”
 
幸村
「負け戦・・・・・・
 だが、わたしの内なる闘志はそれを拒む
 これが武門の意地、か 家康の首、必ず・・・・・・」
ガヤ
「おおおおお!」
 
大野治長
「よし! 全軍突撃! 豊臣の意地を見せよ!」
徳川家康
「こうなることは見えておった。半蔵、首尾は?」
半蔵
「・・・・・・全て、整えり」
徳川家康
「よし、全軍突撃! 豊臣を根絶やしにせよ!」
幸村
「そなたは、このような戦に何故つきあう?
 もうよいのだ。そなたの好きにするがよい」
くのいち
「にゃは、アタシはいつも好きにしてるけど?」
幸村
「・・・・・・ふっ、それも、そうだな
 家康、覚悟!」
徳川家康
「ば、馬鹿な・・・・・・こら、おぬしら、逃げるでない!
 半蔵、後は任せるぞ!
 このように逃ぐるは、三方ヶ原以来よな」
くのいち
「にゃは、幸村様は張り切ってるけど
 今のままじゃ、徳川本陣には行けないのよね
 でも、アタシならどっかから行けるかも・・・・・・
 にゃんと! こんなところに兵糧庫発見!」
半蔵
「目を離さば消えるが・・・・・・影
 秀頼が首・・・・・・頂く
 ・・・・・・覚悟」
くのいち
「幸村様! 無事?」
幸村
「私に構うな! 家康は私に任せ、半蔵を追え!」
徳川家康
「真田の息の根を止めろ、そこから出すな!」
幸村
「この程度で、幸村の魂、挫けはせぬ!
 立ちはだかる者は、斬る!」
徳川家康
「何という男よ・・・・・・だが、もう続くまい
 兵糧も尽きるであろう。もはや、これまでよ」
 
イベントムービー“武士道とは死ぬことと・・・・・・”
 
幸村
「なぜ・・・・・・?」
新武将・男
「負け戦のままの犬死には無用。俺も付き合おう」
新武将・女
「あなたほどの男前、犬死にさせるには勿体ないわ」
 
イベントムービー“半蔵との最終決戦”
 
くのいち
「バレバレ
 ふいっ♪
 もうアンタに会ってもドキドキしないの
 タイクツなのはウンザリ。消えてくれる?」
半蔵
「・・・・・・狐め」
 
幸村
「俄かには信じられぬが・・・・・・」
くのいち
「アタシと幸村様のお陰で大逆転勝利、ってワケね
 にゃは、これにて一件落着!」
 
エンディングくのいち“妖かしの花、乱れ咲く宵”
 
ガヤ
「そこまでだ!」
くのいち
「じゃあね~ん♪
 天下がどうなろうと、どんなに偉くなろうと。
 この感覚には換えられないよねぇ。
 にゃふふふふ~ん☆」
 
実機エンディング真田幸村“終わり無き戦い”
 
幸村
「負けたな・・・・・・悔いはない」
くのいち
「バカみたい。
 ・・・・・・よっと。
 ま、けどアタシも面白かったかな」
ガヤ
「いたぞー。
 大坂の残党だー」
くのいち
「まだまだまだまだ楽しめそうだしねぇ。
 ほら立って?
 にふふふふふん☆
 よっ、よっと。てい。えい、にふふん☆」
幸村
「・・・・・・はあ」
くのいち
「たーのすぃ~♪」
 
 
5B「小田原城潜入」
 
服部半蔵によって幸村は負傷した。
 
数年後、天下を制した徳川家康はそれを盤石
にすべく豊臣家討滅を決意。
 
一方、幸村は傷をおして大坂に馳せ参じた。
 
くのいちは、先んじて家康を討つべく
小田原城へと潜入した。
 
「てなわけでぇ、家康様、覚悟ぉ~。
 今回は大仕事になりそうねぇ~ん」
 
くのいち
「幸村様が死んだら、楽しみがなくなっちゃうからね
 家康を大坂に行かせるわけにはいかないな~
 でも、ちょっといやーな予感がするんだよね・・・・・・
 や~な人に会っちゃったね、これ・・・・・・」
五右衛門
「お! 薄幸の娘じゃないか! また会ったな!」
くのいち
「やっぱり、無意味に叫んでるよ・・・・・・
 その声の大きさ、何とかならないの?」
五右衛門
「強くなったな・・・・・・また会おうぜ!」
くのいち
「人の話を聞け!
 なんでまだいるわけ・・・・・・?」
五右衛門
「あ、この五右衛門様が、手ぶらでは帰れねーぜぇ!」
くのいち
「こりゃもう何を言っても無駄だね
 いいからサッサと帰りなさいよ!」
五右衛門
「立派になったな・・・・・・あとは、任せたぜ!」
くのいち
「・・・・・・う、ウザイ・・・・・・
 家に帰っておとなしく寝てろ!
 今度こそ帰りなよね
 ここは危ないよ♪」
五右衛門
「おうよ。弟子になりたかったら、いつでも来いよ!」
くのいち
「あり得ない・・・・・・」
政宗
「よく来たな! 女狐!
 貴様ごとき乱波、我らが家臣で十分よ!
 やるではないか! ではわしが相手してやる!」
くのいち
「相手して欲しくないけどね~、邪魔だから♪
 ごめんね♪ 家康様、幸村様のためにお命頂戴♪」
徳川家康
「・・・・・・」
 
イベントムービー“影武者半蔵”
“影武者半蔵”
 
徳川家康
「ぐはあっ」
半蔵
「愚かなり、女
 幸村は主が滅す
 ゆえにお前もここで滅す」
くのいち
「さすがに甘いって? にゃはははっ♪」
 
くのいち
「幸村様、無茶してそうだなぁ♪ 急がないと!
 幸村様・・・・・・死んだらダメだよ・・・・・・」
 
実機エンディングくのいち“くのいち百まで踊りは忘れぬ”
 
くのいち
「ねえ。幸村様ぁ、起きなよ。
 寝たフリしないでさあ。
 ・・・・・・ちぇっ。
 もういいよ。じゃね~。
 ・・・・・・バカみたい」


戦国無双[武将]完全攻略