「本願寺家」
本願寺教団は親鸞を開祖とする浄土真宗の一派であり、
親鸞の血を継ぐ大谷門流が、
8代当主・蓮如の世に一向宗を称し大教団に発展したものである。
応仁の乱後、
一向宗は北陸東海に門徒を増やして加賀一国から武士勢力を追放。
日本史上初の宗教国の成立である。
織田信長がついに倒すことができなかった唯一の敵であり、
その抵抗は信長の天下統一を10年遅らせたといわれる。
本願寺光佐顕如(1543~1592)
本願寺十一世当主。
正親町天王により門籍に列せられ、
世俗的には最高位の寺格を獲得。
キリシタンを保護する織田信長と徐々に対立し、
西暦1570年に徹底抗戦を宣言する。
武田・浅井・朝倉・三好ら諸大名による信長包囲網。
畿内・濃尾をはじめとする一向一揆の高揚。
この二つの輪を繋ぎ、信長を追い詰めた。
しかし巻き返され、
1580年には全面降伏という形で和睦。
各国の国人門徒は必ずしも納得せず、
顕如は地方門徒を抑えるため各地を転々とすることとなった。
鈴木佐大夫重意(?~1585)
雑賀孫市とされる人物の一人。
当時の三大鉄砲生産地、
紀伊雑賀の傭兵集団「雑賀衆」を率いた。
「戦国無双」の雑賀孫市は重秀であり、
佐大夫はその父ないし先代頭領にあたる。
石山合戦では本願寺に味方するが、
豊臣秀吉の紀州征伐にあい降伏。
藤堂高虎に欺かれ、自刃した。
鈴木孫市重兼(1540?~1589)
佐大夫の嫡男。
病弱だったとも言われ、主に政治面で活躍。
反目し合う傭兵集団の間で調整役を務めた。
秀吉に降参したのち、平井孫市を名乗る。
鈴木孫一重秀(1546?~1585?)
雑賀孫市とされる人物の一人。
「戦国無双」の雑賀孫市は、この重秀である。
一千単位の鉄砲衆を統率する鉄砲の名手であり、
また雑賀水軍を率いて織田信長を苦しめた。
ただ重秀は熱心な一向宗徒ではなかったらしく、
1577年の紀伊雑賀討伐であっさりと降伏。
重秀は頭領の座を追われ、
歴史の表舞台から姿を消すのだった。
雑賀孫市の名を返上した鈴木重秀は、
旅先で病死したとも秀吉に仕えたとも伝えられる。
鈴木重朝(?~1623?)
雑賀孫市とされる人物の一人。
「戦国無双」の雑賀孫市は重秀であり、
重朝はその弟もしくは甥ないし次代頭領にあたる。
出生に不明な部分は多いが、
戦国無双キャラクターズでは孫市の弟とされている。
関ヶ原の戦いでは西軍に属し、
鳥居元忠を討ち取るなど多大な戦功を挙げた。
敗戦後は所領を没収され、浪人。
客分として伊達政宗に身を寄せ、
鉄砲騎馬隊の創設に協力した。
のちに政宗の紹介で水戸徳川家に召抱えられ、
大坂夏の陣では旗本鉄砲隊を率いる。
しかし政宗の鉄砲騎馬隊ともども、
大坂五人衆・真田幸村の前に手痛い打撃を被った。
蛍(実在するかは不明)
雑賀衆に属する鉄砲の名手。
勿論、アダ名。
無双・孫市のモデル「尻啖え孫市」では、
「暗夜に蛍火の浮かぶのを見て、一つ一つ撃ち砕くのが好きな男」
と解説されている。
「信長の野望 Online」では女性として登場し、
清純派アイドルとして人気を博している(笑)。
小雀(実在するかは不明)
雑賀衆に属する鉄砲の名手。
勿論、アダ名。
無双・孫市のモデル「尻啖え孫市」では、
特に説明は無し。
「信長の野望 Online」では女性として登場し、
ロリ萌えアイドルとして人気を博している(笑)。
無二(実在するかは不明)
雑賀衆に属する鉄砲の名手。
勿論、アダ名。
無双・孫市のモデル「尻啖え孫市」では、
特に説明は無し。
但中(実在するかは不明)
雑賀衆に属する鉄砲の名手。
勿論、アダ名。
無双・孫市のモデル「尻啖え孫市」では、
特に説明は無し。
発中(実在するかは不明)
雑賀衆に属する鉄砲の名手。
勿論、アダ名。
無双・孫市のモデル「尻啖え孫市」では、
特に説明は無し。
下針(実在するかは不明)
雑賀衆に属する鉄砲の名手。
勿論、アダ名。
無双・孫市のモデル「尻啖え孫市」では、
「半丁むこうに針をぶら下げて撃ち砕く男」
と解説されている。
鶴首(実在するかは不明)
雑賀衆に属する鉄砲の名手。
勿論、アダ名。
無双・孫市のモデル「尻啖え孫市」では、
「首が長い男」と解説されている。
最後のオチみたいだが本当だ。
「信長の野望 Online」では女性「鶴」として登場し、
おねえさま系アイドルとして人気を博している(笑)。
お銀氏提供
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