森蘭丸(1565~1582)
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cv進藤尚美(青二プロダクション) |
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設定年齢:19歳 |
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身長:178cm |
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使用武器:長刀 |
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野太刀 |
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斬馬刀 |
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不動行光 |
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覇王友成 |
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神剣カムド |
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鬼迅護法天童 |
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一人称:私(わたし・わたくし) |
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美濃の斎藤家に仕える森可成の三男として生まれる。 |
同じく美濃の生まれである明智光秀と深い縁を持ち、 |
斎藤家滅亡後はともに織田信長に仕えた。 |
女性と見まごうような容姿だが、 |
武将としての確かな才覚を持ち、 |
敵に対しては臆することなく立ち向かう。 |
その忠義心と聡明さによって信長から寵愛を受け、 |
将来を嘱望される。 |
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「シナリオ集」
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1「稲葉山城防衛戦」(1567) |
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オープニング“懐刀” |
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光秀 |
「美濃は終わりですね、蘭丸」 |
蘭丸 |
「光秀様、織田に寝返るのですか?」 |
光秀 |
「まさか。されど、姫君は・・・・・・」 |
濃姫 |
『お言葉通り、ウツケならば、この刀で討ちます。 |
ですが信長がわたしを魅せるほどの男なら、 |
この刀にはそれを見抜けぬ父上の血、吸わせましょう』 |
光秀 |
「・・・・・・姫君は、あのお方の虜となりました。 |
信長公はさほどに強い」 |
蘭丸 |
「・・・・・・だけでしょうか? |
あの方なら天下を取れる・・・・・・。 |
わたくしはそんな気すらするのです」 |
光秀 |
「フフッ、ならば戦いなさい、蘭丸。 |
戦って、力をあのお方に知らしめなさい」 |
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斎藤義龍 |
「こちらから門を開けぬ限り、敵は何もできぬ |
城外の部隊が、近寄る敵を倒しておけばよい |
奴らもすぐにあきらめるわ |
織田ごときに城門は破れぬわ、愚か者め! |
木材を我らから奪おうというのか、図々しい奴らめ |
好き勝手させるな! 盗人どもを追い払え!」 |
光秀 |
「既に木材は奪われてしまいましたか・・・・・・ |
信長公は一体何を狙っているのでしょう?」 |
蘭丸 |
「木材がほとんどなくなっていますね |
信長公の狙いは、何でしょうか・・・・・・?」 |
光秀 |
「間もなく夜が明けますね・・・・・・」 |
斎藤義龍 |
「な・・・・・・なんだ? あれは何だ?」 |
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イベントムービー“一夜城” |
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秀吉 |
「これぞ、あ、これぞ稲葉の、一夜城。 |
秀吉、建てて、喜び舞い |
斎藤、おったまげて、てんてこまい |
キキッ、おみゃあさんたちにゃあ、 |
千年たってもできにゃあで」 |
光秀 |
「信長公は天下を取ると言いましたね、 |
蘭丸。わたしも・・・・・・同感です」 |
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秀吉 |
「キキッ! おみゃあら、砲撃開始だぎゃ!」 |
光秀 |
「美濃は、信長公のものとなりそうですね |
その前に、私の力をお見せしておきましょう」 |
蘭丸 |
「美濃は信長公が手に入れるでしょう・・・・・・ |
あの方に、私の力をお見せする時が来たようですね」 |
竹中半兵衛 |
「斎藤家に仕えるのも、もはや潮時・・・・・・ |
我らは織田へ降る! 城を奪え!」 |
斎藤義龍 |
「だ、誰か、半兵衛を討て! 城を奪わせるな!」 |
信長 |
「一夜城を奪い取る者がおるか・・・・・・ |
ここで殺すには惜しい男よ」 |
濃姫 |
「彼は私の知る者・・・・・・連れて参りましょう |
斎藤はつまらないでしょ? でも、あの人なら・・・・・・」 |
光秀 |
「分かっています。ですから私は、力を示しました」 |
蘭丸 |
「私もそう思います。ですから、力を示したのです」 |
濃姫 |
「そう・・・・・・その考え、熱くて素敵 |
なら、もっと見せなさい。あなたの力の全てを」 |
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2「伊勢長島殲滅戦」(1574) |
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斎藤家は織田信長に敗れ、滅んだ。 |
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蘭丸は敵でありながら、戦いぶりを買われ、 |
明智光秀とともに信長に仕えることとなった。 |
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その蘭丸は今、伊勢長島の陣中にあった。 |
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「ああっ。 |
これ、が・・・・・・信長、様。 |
蘭丸・・・・・・繚乱!」 |
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証恵 |
「憎き織田に天罰を! この地を渡してはならぬ!」 |
信長 |
「裁きを受けるのは、うぬらのほうよ |
この地の砦、すべて火の海に沈める |
まずは周囲の砦を攻め、火計の足がかりとする |
海岸の部隊は砦へ砲撃を行え! |
サル、中央の砦へ向かい、火を放て |
他の者は工作部隊を守れ |
うぬらへの、清めの炎、ぞ |
一揆勢を撃滅せよ。徹底的に、な」 |
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イベントムービー“業火” |
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信長 |
「信心の絆で死を恐れぬなら・・・・・・ |
絆から断ち切るのみ。ククク、見ものぞ」 |
ガヤ |
「火だー! わー! きゃー! に、逃げろー!」 |
信長 |
「退くは地獄。進むも地獄。さあ、どう出る」 |
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孫市 |
「これ以上抵抗しても無駄死にだ・・・・・・ |
信長に、許しを請うべきなんじゃないか?」 |
証恵 |
「・・・・・・仕方あるまい」 |
孫市 |
「そうと決まれば、送るぜ。ついて来なよ」 |
慶次 |
「馬鹿なっ! |
そんな甘いこと、信長が許すはずがあるかっ! |
何としてもあいつらを止めないとな・・・・・・ |
ちっ、間に合わなかったか・・・・・・」 |
証恵 |
「信長殿・・・・・・我らは降伏する |
どうか皆の命だけは助けて下さらぬか・・・・・・」 |
信長 |
「降伏? 笑える、な」 |
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イベントムービー“降伏拒否” |
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本願寺僧兵 |
「・・・・・・降伏する。砦の者はみなただの民。 |
どうか命ばかりは助けていただ・・・・・・」 |
本願寺兵士 |
「うわっ! 助けてくれー!」 |
信長 |
「これが、返答だ」 |
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慶次 |
「あんたの甘さが招いた結果だ |
大人しく、受け止めなよ」 |
孫市 |
「わかってるさ・・・・・・ただな |
今この弾丸には、言葉は通じないぜ」 |
服部友貞 |
「退くでないっ! 立ち向かえ!」 |
光秀 |
「これ以上無駄な戦いをするのですか・・・・・・ |
煽動する僧を倒せば、戦いは止むはずです」 |
慶次 |
「まだやろうってのかい |
戦いを煽る馬鹿は、許しちゃおけないな」 |
信長 |
「逃がすな! 全ての者を、蹴散らせ」 |
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イベントムービー“超A級スナイパーのスーパーアクション” |
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孫市 |
「ズドン」 |
織田軍兵士 |
「殿! お怪我はッ!」 |
孫市 |
「弾いた? |
ま、今日のところはあいさつ代わりだ |
次は、仕留める」 |
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慶次 |
「さすが、すげぇ腕前だねぇ」 |
孫市 |
「どうも。ま、仕留め損なったがね」 |
慶次 |
「ふう、あらかた逃げたみたいだな |
随分とみんな、犬死したもんだ |
こんな後味の悪い戦は、勘弁願いたいね」 |
光秀 |
「多くの者が、死んでいく・・・・・・ |
このような戦、いつまで続くのだ・・・・・・」 |
信長 |
「愚か者は、救えぬ、な」 |
慶次 |
「これが戦だ、仕方ない・・・・・・だが、悲しいねぇ」 |
光秀 |
「わからない・・・・・・他にも、道はあるはずだ」 |
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3「本能寺の変」(1582) |
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織田軍は伊勢長島で勝利した。 |
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信長は苛烈に戦いを進め、天下を手中に |
しつつあった。 |
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だが、その信長の逗留する京、本能寺へ夜陰 |
に紛れて向かう一軍があった。 |
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「運命とは残酷。 |
私は、残酷なものに・・・・・・翻弄される。 |
蘭丸・・・・・・繚乱!」 |
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イベントムービー“夢幻の如くなり” |
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蘭丸 |
「光秀様が・・・・・・光秀様がご謀叛!!」 |
信長 |
「是非もなし。太刀を持てい。光秀に会うてこよう」 |
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蘭丸 |
「信長様! 早くお逃げください!」 |
信長 |
「逃げる? ・・・・・・それでは光秀に会うてこれまい |
楽しませてくれる、な・・・・・・のう、光秀」 |
蘭丸 |
「あの方面に敵陣の隙があります |
信長様、お市様と姫君様を連れ、お逃げを!」 |
信長 |
「市、遅れるでない、ぞ」 |
お市 |
「きっと・・・・・・お兄様に罰が当たったのね |
まだ、お義姉さまが中にいるよ、お兄様!」 |
蘭丸 |
「この身は刀となり、この地は死地となる |
命を惜しまぬ者は、来いっ!」 |
光秀 |
「本能寺の正門に兵を集中させなさい! |
一人でも多くの兵を門内に送り込むのです! |
第二陣、かかれ! 第三陣、かかれ! |
第四陣、かかれ! |
他の者も、南に攻撃を集中させなさい!」 |
蘭丸 |
「まずい、もう門がもたない・・・・・・ |
これ以上、敵軍をここに入れるわけにはいかない!」 |
光秀 |
「馬鹿な・・・・・・私の軍がこうも簡単に |
火計部隊! 準備を始めなさい! |
本堂に火矢が届く位置まで、近づくのです!」 |
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イベントムービー“蘭丸奮戦” |
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明智軍兵士 |
「信長、どこだ!? 見つけ出せ!」 |
蘭丸 |
「はっ!」 |
明智軍兵士 |
「うっ! がっ! がっ!」 |
蘭丸 |
「信長様・・・・・・光秀様・・・・・・なぜ・・・・・・?」 |
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信長 |
「お蘭、そこまで抗ってみせるか・・・・・・よかろう」 |
蘭丸 |
「姫君様も、お市様も、死なせるわけにはいかない」 |
濃姫 |
「死ぬ気でいるの? 馬鹿ね・・・・・・ |
あなたの命、他の誰かに渡すなんて |
私には、できないの・・・・・・」 |
信長 |
「お濃・・・・・・か」 |
濃姫 |
「お邪魔だったかしら? ここで死にゆく人には」 |
信長 |
「待っていた・・・・・・何が、わしに来るかを」 |
濃姫 |
「私が来ると、どうなるの?」 |
信長 |
「答えるまでもなかろう? ここではうぬを抱けぬ」 |
蘭丸 |
「信長様、御無事で!」 |
信長 |
「可憐な戦いであったな、お蘭よ |
その可憐さで、これからも信長を魅するがよい」 |
濃姫 |
「あなたの命では、あの人と対等になれない |
無駄に命を捨てることは、ないと思うけど?」 |
信長 |
「光秀、うぬが真の心、信長に見せよ |
そこまで、この信長が憎い、か? |
光秀、うぬは分かっておろう? |
天下が、信長に何を欲しておるかを」 |
光秀 |
「確かに信長様の行い、天の望むものかもしれません |
だが、人の命を引き換えにせねばならぬ時代など!」 |
濃姫 |
「光秀・・・・・・あなたが信念を貫くのはかまわない |
けど、私の邪魔をした責任、とってもらうわ」 |
光秀 |
「姫君様、お父上の言葉、お忘れか!」 |
濃姫 |
「忘れてないわ・・・・・・うつけを、殺せと」 |
光秀 |
「ならば、何故!」 |
濃姫 |
「何故? 今から殺そうとしてるわ、うつけを、ね」 |
光秀 |
「信長様の命、奪えずとも・・・・・・ |
信長様の世は、終わらせてみせる! |
各軍、信長を追い続けろ」 |
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イベントムービー“邂逅” |
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蘭丸 |
「天下を取るのは信長様と、 |
光秀様もそう仰ったではありませんか |
だから私は、信長様を守って・・・・・・」 |
光秀 |
「守れ、と言った憶えはありません |
わかりませんか・・・・・・ならば、その身で学びなさい」 |
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光秀 |
「信長様、お逃げになられましたか |
・・・・・・何故、わからないのです。蘭丸 |
信長様の創る世に、我々の居場所などないこと」 |
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イベントムービー“夢幻のごとくなり” |
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信長 |
「滅せぬものの有るべきか・・・・・・信長の命が消えるか・・・・・・ |
だが、始まりが終わりなら、終わりも始まりよ」 |
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信長 |
「ここでわしを仕留められぬか。惜しかった、な・・・・・・光秀」 |
お市 |
「光秀様は、どうしてお兄様を・・・・・・ |
まだ、戦いが続くのかな・・・・・・」 |
蘭丸 |
「生き残ることが・・・・・・できたのか。光秀様・・・・・・」 |
濃姫 |
「逃げるなんてらしくないのね |
楽しみは後にとっておいたの?」 |
光秀 |
「信長様、お逃げになられましたか |
しかし安土は我が手にある。貴方はもう終わりなのです」 |
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4「姉川の戦い」 |
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蘭丸らの働きにより信長は急地を脱した。 |
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だが、畿内を抑えた光秀は、徳川家康と結び、 |
あくまでも信長を打倒せんとする。 |
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両軍は姉川の地で相まみえることとなった。 |
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「光秀様・・・・・・光秀様・・・・・・。 |
信長、様・・・・・・。 |
蘭丸・・・・・・繚乱!」 |
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イベントムービー“後遺症” |
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信長 |
「光秀はなんと言っておった?」 |
蘭丸 |
「・・・・・・信長様の天下は誰も望まない、と」 |
信長 |
「・・・・・・愛らしいことよ |
信長の守り、ひとり、お蘭に任せる」 |
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蘭丸 |
「光秀様はいない・・・・・・でも、必ず現れるでしょう |
光秀様が現れたら、私は・・・・・・ |
討つのか? 討てるのだろうか・・・・・・光秀様を」 |
慶次 |
「これだけの大軍を相手に、あの戦いぶり |
シビれるねえ。俺の相手もしてもらうとするか!」 |
蘭丸 |
「慶次殿! 何故、信長様と戦うのです?」 |
慶次 |
「目の前の戦に全てを賭ける。それが戦さ人よ |
わけなんて、知らぬな!」 |
孫市 |
「死んでいった者たちの仇、ここで取らせてもらう |
命を込めた、この弾丸でな」 |
蘭丸 |
「孫市はどこからか信長様を狙うはず・・・・・・ |
絶対に止めねばなりません!」 |
孫市 |
「邪魔をする気か・・・・・・仕方ないな。だが |
迷いのあるあんたに、俺の弾丸がかわせるか? |
迷いの無い、この弾丸がな」 |
蘭丸 |
「迷いの無い復讐、ですか・・・・・・」 |
政宗 |
「信長、本陣が隙だらけだぞ!」 |
柴田勝家 |
「おのれ、小僧・・・・・・いつの間に!」 |
政宗 |
「わしの天下、貴様などに邪魔はさせぬわ!」 |
蘭丸 |
「天下を目指す強い意志・・・・・・か |
皆、強い意志をもって戦っている |
その先にあるものが、何であれ |
もう迷わない・・・・・・私は、信長様の敵を討つ!」 |
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イベントムービー“今賭ける、この命” |
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光秀 |
「さあ、蘭丸。守ってみせなさい」 |
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信長 |
「光秀、ようやく来おったか」 |
蘭丸 |
「光秀様、なぜあなたは私の敵になったのです!」 |
光秀 |
「戦うことでその問いに答を出す者たちと |
刃を交えてきたのでしょう? 蘭丸 |
問いかけは無用。私の刃、受けてもらいます |
全軍、退却します!」 |
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半蔵 |
「これより先、地獄なり・・・・・・消えよ」 |
蘭丸 |
「あなたも、主君を守る盾というわけか・・・・・・」 |
半蔵 |
「影は、影なり・・・・・・主命に忠なるもの」 |
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5A「岐阜城潜入」 |
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信長と光秀、両者の戦いは信長の勝利に |
終わった。 |
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姉川を脱した光秀はわずかな手勢とともに |
岐阜城に籠った。 |
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蘭丸は単身、光秀のもとへと向かった。 |
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「未練ですね。 |
私は・・・・・・何を確かめに、ここに。 |
蘭丸・・・・・・繚乱」 |
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蘭丸 |
「天下が信長様の下に治まる前に |
光秀様に確かめたいことがあります・・・・・・ |
なぜ、敵として向かい合わなければならないのか」 |
半蔵 |
「・・・・・・抗ってみせよう |
語るに及ばず・・・・・・ |
地獄で会おうぞ・・・・・・」 |
くのいち |
「道に迷ってると、こわーい人に食べられちゃうよん |
それって、アタシのことなんだけどね! |
くのいちは一日にしてならず、なーんちゃって」 |
孫市 |
「ここにいりゃあ、信長に会えると思ってたんだがな |
まあいいさ。あんたも俺と同じだろう? |
どうしてこう、諦めが悪くなっちまったかな・・・・・・」 |
慶次 |
「勝ちが見えてる戦じゃあ、心が震えないねえ |
簡単に天下を取らせるのは、面白くないんでね |
人は誰とも同じ生き方はできない、だろ?」 |
光秀 |
「こうして刃を合わせねば、答えは出ないのですね」 |
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エンディング森蘭丸“遠い絆” |
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光秀 |
「これでいい・・・・・・うっ。 |
信じる心は誠に通ず・・・・・・か。 |
蘭丸。 |
あなたはそれゆえ強い・・・・・・」 |
蘭丸 |
「なぜです。なぜ謀叛を? |
他にも道は・・・・・・」 |
光秀 |
「もはや答える必要もないでしょう。 |
されど・・・・・・けふっ。 |
あなたと共に歩んだ道、とても楽しかった。 |
あなたに信じてもらえる者は、幸せです」 |
蘭丸 |
「わたくしは、今でも光秀様のことを・・・・・・!」 |
光秀 |
「次・・・・・・は・・・・・・。 |
戦なき世で、会えれば・・・・・・」 |
蘭丸 |
「ええ、光秀様。 |
次に会うのは、戦なき世です。 |
・・・・・・きっと、あのお方が」 |
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5B「安土城防衛戦」 |
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光秀の野望は姉川に果てた。天下は再び信長 |
に帰した。 |
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信長死すべし。思い思いの理由を胸に、信長 |
を狙う刺客たちが安土城に集う。 |
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蘭丸は光秀を討ったその刀を静かに |
握りしめた。 |
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「斬る。 |
あの人のためにできる、ただ一つのこと。 |
蘭丸・・・・・・繚乱!」 |
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蘭丸 |
「信長様を守る、それが私の役目であるはず |
それが、光秀様への弔いになるはず・・・・・・」 |
孫市 |
「伊勢長島での借り、返させてもらう」 |
蘭丸 |
「復讐の戦いがどれほど無意味か |
あなたも知ると良いでしょう!」 |
くのいち |
「にゃは、見つかっちゃったか~♪ |
ま、ここで戦うのも面白そうだから、いっか」 |
蘭丸 |
「戦いに楽しみを見出すなど・・・・・・ |
地獄でその行いを後悔しなさい!」 |
慶次 |
「あんたとやりあうつもりは無いんだ |
戦国が終わる前に、信長と手合わせ願いたくてね」 |
蘭丸 |
「あなたにその資格があるか、私が見極めましょう!」 |
半蔵 |
「・・・・・・覇王の盾となる者か?」 |
蘭丸 |
「そうです。影に生きる者よ」 |
半蔵 |
「我・・・・・・覇王を討つ刃なり」 |
孫市 |
「やっとここまできたな、信長。行くぜ」 |
くのいち |
「うわ、信長ってこんな怖い顔なの?」 |
慶次 |
「手加減はしないぜ。楽しませてくれよ!」 |
半蔵 |
「覇王・・・・・・ここを死に場とせよ」 |
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実機エンディング森蘭丸“真意” |
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信長 |
「どうした? |
・・・・・・これがうぬの出した答か」 |
蘭丸 |
「あなたを守るため、この刀は多くの命を吸った。 |
その者たちの無念、背負う覚悟はおありですか?」 |
信長 |
「なければ、殺すか?」 |
蘭丸 |
「あなたにはまだ為すべきことがある。 |
それまでは、わたくしがあなたを守りましょう」 |
信長 |
「良かろう。 |
信長の守り、ひとり、お蘭に任せる」 |