明智光秀(1528?~1582)

cv緑川光(青二プロダクション)
 
設定年齢:25歳
 
身長:175cm
 
使用武器:刀
 
無銘
 
無銘業物
 
備前近景
 
数珠丸恒次
 
霊剣布都御魂
 
羅刹刃金狼
 
一人称:私(わたし)
 
眉目秀麗にして頭脳明晰、軍略にも優れた教養人。
美濃の名門に生まれ、のちに信長の家臣になると、
その類い希な政治力を発揮して、
足利家と信長を取り結ぶなどの功を立てた。
また、指揮官としても優秀で、幾多の戦功を挙げたが、
「格式」や「伝統」に敬意を払う性格が信長との対立を呼び、
やがて本能寺での謀叛に及ぶ。
 


 

「シナリオ集」

 
 
1「稲葉山城防衛戦」(1567)
 
オープニング“懐刀”
 
光秀
「美濃は終わりですね、蘭丸」
蘭丸
「光秀様、織田に寝返るのですか?」
光秀
「まさか。されど、姫君は・・・・・・」
濃姫
『お言葉通り、ウツケならば、この刀で討ちます。
 ですが信長がわたしを魅せるほどの男なら、
 この刀にはそれを見抜けぬ父上の血、吸わせましょう』
光秀
「・・・・・・姫君は、あのお方の虜となりました。
 信長公はさほどに強い」
蘭丸
「・・・・・・だけでしょうか?
 あの方なら天下を取れる・・・・・・。
 わたくしはそんな気すらするのです」
光秀
「フフッ、ならば戦いなさい、蘭丸。
 戦って、力をあのお方に知らしめなさい」
 
斎藤義龍
「こちらから門を開けぬ限り、敵は何もできぬ
 城外の部隊が、近寄る敵を倒しておけばよい
 奴らもすぐにあきらめるわ
 織田ごときに城門は破れぬわ、愚か者め!
 木材を我らから奪おうというのか、図々しい奴らめ
 好き勝手させるな! 盗人どもを追い払え!」
光秀
「既に木材は奪われてしまいましたか・・・・・・
 信長公は一体何を狙っているのでしょう?」
蘭丸
「木材がほとんどなくなっていますね
 信長公の狙いは、何でしょうか・・・・・・?」
光秀
「間もなく夜が明けますね・・・・・・」
斎藤義龍
「な・・・・・・なんだ? あれは何だ?」
 
イベントムービー“一夜城”
 
秀吉
「これぞ、あ、これぞ稲葉の、一夜城。
 秀吉、建てて、喜び舞い
 斎藤、おったまげて、てんてこまい
 キキッ、おみゃあさんたちにゃあ、
 千年たってもできにゃあで」
光秀
「信長公は天下を取ると言いましたね、
 蘭丸。わたしも・・・・・・同感です」
 
秀吉
「キキッ! おみゃあら、砲撃開始だぎゃ!」
光秀
「美濃は、信長公のものとなりそうですね
 その前に、私の力をお見せしておきましょう」
蘭丸
「美濃は信長公が手に入れるでしょう・・・・・・
 あの方に、私の力をお見せする時が来たようですね」
竹中半兵衛
「斎藤家に仕えるのも、もはや潮時・・・・・・
 我らは織田へ降る! 城を奪え!」
斎藤義龍
「だ、誰か、半兵衛を討て! 城を奪わせるな!」
信長
「一夜城を奪い取る者がおるか・・・・・・
 ここで殺すには惜しい男よ」
濃姫
「彼は私の知る者・・・・・・連れて参りましょう
 斎藤はつまらないでしょ? でも、あの人なら・・・・・・」
光秀
「分かっています。ですから私は、力を示しました」
蘭丸
「私もそう思います。ですから、力を示したのです」
濃姫
「そう・・・・・・その考え、熱くて素敵
 なら、もっと見せなさい。あなたの力の全てを」
 
 
2「伊勢長島殲滅戦」(1574)
 
織田軍は稲葉山城を陥落させ、斎藤家を
滅亡させた。
 
この時、明智光秀と森蘭丸は織田家に帰参。
以後、信長に仕えることとなる。
 
美濃を併呑、上洛を果たした信長は敵対勢力
を掃討せんと伊勢長島に出陣。
 
光秀もこれに従った。
 
「こ、これが・・・信長様・・・あなたは。
 世を正さんがために」
 
証恵
「憎き織田に天罰を! この地を渡してはならぬ!」
信長
「裁きを受けるのは、うぬらのほうよ
 この地の砦、すべて火の海に沈める
 まずは周囲の砦を攻め、火計の足がかりとする
 海岸の部隊は砦へ砲撃を行え!
 サル、中央の砦へ向かい、火を放て
 他の者は工作部隊を守れ
 うぬらへの、清めの炎、ぞ
 一揆勢を撃滅せよ。徹底的に、な」
 
イベントムービー“業火”
 
信長
「信心の絆で死を恐れぬなら・・・・・・
 絆から断ち切るのみ。ククク、見ものぞ」
ガヤ
「火だー! わー! きゃー! に、逃げろー!」
信長
「退くは地獄。進むも地獄。さあ、どう出る」
 
孫市
「これ以上抵抗しても無駄死にだ・・・・・・
 信長に、許しを請うべきなんじゃないか?」
証恵
「・・・・・・仕方あるまい」
孫市
「そうと決まれば、送るぜ。ついて来なよ」
慶次
「馬鹿なっ!
 そんな甘いこと、信長が許すはずがあるかっ!
 何としてもあいつらを止めないとな・・・・・・
 ちっ、間に合わなかったか・・・・・・」
証恵
「信長殿・・・・・・我らは降伏する
 どうか皆の命だけは助けて下さらぬか・・・・・・」
信長
「降伏? 笑える、な」
 
イベントムービー“降伏拒否”
 
本願寺僧兵
「・・・・・・降伏する。砦の者はみなただの民。
 どうか命ばかりは助けていただ・・・・・・」
本願寺兵士
「うわっ! 助けてくれー!」
信長
「これが、返答だ」
 
慶次
「あんたの甘さが招いた結果だ
 大人しく、受け止めなよ」
孫市
「わかってるさ・・・・・・ただな
 今この弾丸には、言葉は通じないぜ」
服部友貞
「退くでないっ! 立ち向かえ!」
光秀
「これ以上無駄な戦いをするのですか・・・・・・
 煽動する僧を倒せば、戦いは止むはずです」
慶次
「まだやろうってのかい
 戦いを煽る馬鹿は、許しちゃおけないな」
信長
「逃がすな! 全ての者を、蹴散らせ」
 
イベントムービー“超A級スナイパーのスーパーアクション”
 
孫市
「ズドン」
織田軍兵士
「殿! お怪我はッ!」
孫市
「弾いた?
 ま、今日のところはあいさつ代わりだ
 次は、仕留める」
 
慶次
「さすが、すげぇ腕前だねぇ」
孫市
「どうも。ま、仕留め損なったがね」
慶次
「ふう、あらかた逃げたみたいだな
 随分とみんな、犬死したもんだ
 こんな後味の悪い戦は、勘弁願いたいね」
光秀
「多くの者が、死んでいく・・・・・・
 このような戦、いつまで続くのだ・・・・・・」
信長
「愚か者は、救えぬ、な」
慶次
「これが戦だ、仕方ない・・・・・・だが、悲しいねぇ」
光秀
「わからない・・・・・・他にも、道はあるはずだ」
 
 
3「本能寺の変」(1582)
 
伊勢長島で織田軍は、勝ちを収め、一揆衆は
沈黙した。
 
この時より光秀は、信長の強圧的な手段に
疑念を抱く。
 
数年後、一軍を預かった光秀は、軍勢を京へ
と向かわせる。
 
信長の寄宿する本能寺へと。
 
「信長あーっ!
 はあっ、くうっ・・・・・・!
 蘭丸・・・・・・私は」
 
イベントムービー“我が敵本能寺にあり”
 
光秀
「敵は・・・・・・敵は・・・・・・敵は本能寺にあり!
 これで・・・・・・よい・・・・・・!」
 
光秀
「全軍、本能寺内にいる信長の首を狙いなさい
 決して、逃がしてはなりません
 東・北・西の各門、しっかり塞ぐのです」
蘭丸
「光秀様、何故です! 何故、このようなことを!
 お退き下さい、信長様のためにも、私のためにも
 退かぬなら、この私がお相手します」
光秀
「蘭丸を討つのは・・・・・・本意ではありません
 甘いかもしれないが、戦いたくはない・・・・・・」
 信長様に、外に出てもらうしかないようですね
 火計部隊! 準備を始めなさい!」
蘭丸
「あくまで信長様を討とうというのですか・・・・・・
 ならば、私はそれを止めるまでです!
 この身は刀となり、この地は死地となる
 命を惜しまぬ者は、来いっ!
 私がいる限り、ここは何があっても通しません
 くっ・・・・・・私は、諦めません!」
 
イベントムービー“炎上本能寺”
 
明智軍兵士
「火を放て。本能寺を燃やせ」
光秀
「破壊の魔王・・・・・・織田信長
 末期に描くは、ご自身の破滅ですか・・・・・・」
 
蘭丸
「火の手が上がったか・・・・・・
 もはや、本能寺は棄てるしかない!」
秀吉
「信長様、こちらへ!」
慶次
「おう、派手にやってくれてるねえ」
信長
「北西より京を抜ける
 死ぬことはあるまい。天運あれば、な」
蘭丸
「信長様、御無事で!」
信長
「お蘭、か・・・・・・」
蘭丸
「早く、この場より脱出を!」
濃姫
「光秀、あなたにあの人の命、あげられないわ
 あの人の命は、私のものだから」
光秀
「姫君様、あくまで信長様の味方をなさるか・・・・・・
 あなたを相手に、手加減はできない!
 姫君様・・・・・・あなたが望んだのは、これであろう
 おさらば・・・・・・地獄でお待ちください」
お市
「光秀様、どうして? こんなことするなんて・・・・・・
 お兄様は、市が守るよ!」
光秀
「市様。私は、私の戦をしなくてはならないのです」
信長
「光秀よ。これがうぬの答えか?」
光秀
「わかりません。だが一つだけ言えます
 これ以上、悲しむ人を増やすことはないと」
信長
「無価値。ならば、うぬは信長が哀しみを背負えるか」
光秀
「今日より天下人は・・・・・・この、明智光秀だ」
 
 
4A「山崎の戦い」(1582)
 
光秀は、本能寺で信長を討ち果たした。
 
これにより光秀は、信長の仇を討たんとする
旧臣たちと刃を交えることとなる。
 
光秀は西方より駆けつけた羽柴秀吉を
撃滅すべく、山崎に布陣した。
 
「私は歩み続ける。
 止まることなど・・・・・・。
 世を正さんがために」
 
光秀
「信長様の仇討ちを己の野望に利用しますか、秀吉!
 私がどのような思いであのお方を討ったか・・・・・・
 何も知らぬ輩に、この戦負けるわけにはいきません
 天王山を制した者こそ、この戦の勝利者になります
 さあ、ここからが本当の勝負です
 やっかいな芽は先に摘んでおくべきでしょう」
慶次
「俺を止められるやつは、いるかい?」
光秀
「わずかな軍で彼を止めるのは難しい・・・・・・
 ここは加勢に向かうべきでしょう」
慶次
「お前さんのやり方は間違っちゃいねぇ
 間違っちゃいねぇよ、だがな・・・・・・
 このまま生かしておいちゃ、筋が通らないんでね」
「主を討った不届き者を倒すためなら
 この命、よろこんで差し上げますだ」
光秀
「うむ・・・・・・民を手にかけるのは堪え難い
 だが、この期に及んで自らの手を汚さぬなど
 甘い考えだということは・・・・・・すでに知りました
 これで、被害は最小限に食い止めたはず
 秀吉、覚悟すべき刻が来ましたね」
秀吉
「フン、わしゃあ、もともとおみゃあが好かんのだわ
 ここで畑の肥やしにでもなってまえ!」
 
 
5A「岐阜城潜入」
 
明智軍は、山崎で羽柴軍を殲滅した。
 
この勝利により天下は光秀に帰すかに見えた。
だが、そこへ急報が入る。
 
岐阜城が森蘭丸の手により陥落。
 
美濃は混乱しているというのである。
 
「蘭丸・・・・・・蘭丸・・・・・・。
 答を・・・・・・。
 正しき道の犠牲となる」
 
光秀
「・・・・・・あなたと出会ったのはここでしたね、蘭丸
 私の歩むべき道は、再びここにたどり着きました」
半蔵
「・・・・・・抗ってみせよう
 語るに及ばず・・・・・・
 地獄で会おうぞ・・・・・・」
孫市
「信長を憎んだ俺が、こちら側にいるとはな
 だが、信長はもういない・・・・・・」
五右衛門
「てめえか! 天下をチョイと盗んだフてぇ奴は!
 そんなコソ泥みてえな真似、俺様が許すと思うか?
 大泥棒の威信にかけて、ア、退治してやらあ!」
蘭丸
「私の手で・・・・・・全てを終わらせましょう」
 
イベントムービー“終わりの始まり”
 
蘭丸
「光秀様」
光秀
「お出でなさい、蘭丸
 わたしたちが戦う理由などありません
 人を信じずして天下は治まりません
 ともに誰もが望む天下を・・・・・・」
蘭丸
「笑わせる
 あなたは信長様を信じられなかった
 それが・・・・・・あなたを倒す理由です」
 
エンディング明智光秀“白い刃”
 
蘭丸
「うがっ・・・・・・!
 信長様・・・・・・光秀様・・・・・・」
光秀
「蘭丸!」
蘭丸
「信、長・・・・・・様・・・・・・」
信長
『ククク』
蘭丸
『フフフフ』
光秀
「わかっています。
 ここで私が死んでは、あなた方は犬死にだ。
 信長様、蘭丸。
 やっとわかりましたよ、人を信じる意味が」
 
 
4B「安土城防衛戦」
 
明智軍は、本能寺で信長を討ちもらした。
 
光秀は、急ぎ軍を返し、信長の居城・安土を
奪取。これに籠城した。
 
一方、信長は、軍勢を吸収しつつ、安土城を
取り囲んだ。
 
「くっ・・・できるのですか、私に。
 世を正さんがために」
 
イベントムービー“世界を革命する力”
 
信長
「安土が写すは信長が思想
 光秀、うぬでは何も写せぬ・・・・・・」
光秀
「それでもわたしは、この城も、今の世も捨てられません」
 
信長
「光秀よ、安土はうぬには重かろう
奪ってやろう、その命ごと、な」
光秀
「あのお方を倒さねば、未来は・・・・・・ない
 信長様・・・・・・この手であなたを倒します
 あのお方は、必ずやこの安土に火を放ちます
 それだけはなんとしても阻止しなければなりません」
信長
「火を放て。すべてを壊し、創めるのだ」
光秀
「ここは阻止しましたが、次は・・・・・・?」
織田軍兵士
「門を押し開けろ! 目指すは天守閣だ!」
光秀
「織田軍を通してはなりません!」
織田軍兵士
「こんな門など、槍大筒で壊してやる」
光秀
「これが・・・・・・槍大筒・・・・・・ですね?」
蘭丸
「光秀様・・・・・・。あなたは、あなたはどうして!」
光秀
「世のため・・・・・・あのお方のため・・・・・・そして、己のため
 あなたにはわからないのですか、蘭丸?」
信長
「会いたかったぞ、わしの光秀
 わしに楯突く者の末路、うぬも歩むがよい」
光秀
「・・・・・・もとより覚悟の上です。しかし
 あなたを止めるには、これしかないのです!」
 
 
5B「山崎の戦い」(1582)
 
明智軍は、攻め寄せる織田軍を撃退。安土城
を守りきった。
 
光秀は、総大将・信長を討ち果たさんと追撃
を開始。
 
態勢を立て直した織田軍と山崎の地にて対峙
した。
 
「信長様、蘭丸、これで最後・・・・・・。
 最後にしましょう。
 あるお方を、正さんがため」
 
イベントムービー“見えない未来つかめない明日”
 
光秀
「信長様は天下を取るでしょう
 ですが、あのお方は神を恐れず、
 化け物と呼ばれることも厭わない・・・・・・それでは・・・・・・」
信長
「是非も、なし」
 
光秀
「未だ、霧は晴れません
 霧を振り払って進むのが、あのお方なら・・・・・・
 皆を信じ、霧が晴れるのを待つのが・・・・・・私
 天王山に侵入されてはなりません
 東西の門を守るのです
 この洞窟、おそらく敵が潜んでいることでしょう
 潜んでいるなら見つけ出すまでのこと」
秀吉
「この秀吉、主の危機とありゃあ、どこへでも」
蘭丸
「光秀様! 信長様に刃を向けること
 今一度、お考え直しください!」
光秀
「私は、信長様の命が欲しいのではありません
 ただ、あのお方の狂気だけを・・・・・・
 あなたにだけは信じてもらいたいのです、蘭丸」
蘭丸
「私には・・・・・・まだ、わからない・・・・・・」
光秀
「蘭丸を失いたくはない・・・・・・だが・・・・・・
 ここで蘭丸から逃げては私の声は届かないでしょう
 耐えるしかない。私の・・・・・・役目です
 もう、十分でしょう
 これでもわかってもらえませんか? 蘭丸・・・・・・」
蘭丸
「光秀様の心、わかりました
 私はあのお方を信じている・・・・・・ですが、 光秀様も
 だから私はあなたを助けます。今の気持ちに従って」
 
イベントムービー“見えない刃”
 
信長
「答えよ。うぬは天下を窺う者か、否か?」
光秀
「天下はすでにあなたが・・・・・・
 されど、そのやり方ゆえ世の心は治まりません
 それではまた乱世
 わたしは敢えて信長様殺しの汚名をかぶりましょう」
信長
「穢れを覚悟の上、か・・・・・・」
 
光秀
「信長様・・・・・・世の心を乱すやり方、止めに参りました」
信長
「やり方、か。すなわち信長自身・・・・・・
 変えたいなら斬ればよい。うぬが望みのままに」
 
実機エンディング明智光秀“狂気を斬る”
 
信長
「殺るか?」
光秀
「一つだけお聞かせ下さい。
 この乱世で散って行った魂、あなたは・・・・・・」
信長
「ククク。
 悼めば、業は洗われるものか?」
光秀
「貴様!」
蘭丸
『おやめ下さい!』
光秀
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・。
 あなたの業はいただきました。
 それ以上は望みません」
信長
「クク・・・・・・業は重い。
 うぬに背負えるか?」
光秀
「やって見せますよ。
 でなければ、あまりにも報われない・・・・・・」


戦国無双[武将]完全攻略

お銀氏提供