雑賀孫市(生没年不詳)
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cv磯部弘(青二プロダクション) |
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設定年齢:23歳 |
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身長:187cm |
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使用武器:火縄銃 |
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堺筒 |
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種子島 |
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紀州国友 |
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極楽阿弥陀 |
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獄炎火具土 |
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白陽八咫烏 |
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一人称:俺 |
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鉄砲を巧みに操る傭兵集団「雑賀衆」を率いる武将。 |
自身も鉄砲の名手であり、 |
全国の大名がこぞって彼らを雇おうとする。 |
しかし当人は、 |
高額な報酬をふっかけたかと思えば、 |
ただ同然で請け負ったりと、 |
戦乱の世を気ままに生きている様子。 |
禁欲という言葉とは無縁で、 |
もっぱら“女好きの快楽主義”を楽しんでいる。 |
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「シナリオ集」
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1「伊勢長島殲滅戦」(1574) |
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オープニング“傾奇者二人” |
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孫市 |
「ふー。まだ戦は始まらないか。やれやれだ」 |
町娘 |
「いったー! |
ちょっと、あんた! 何考えてんのよ!」 |
孫市 |
「おいおい、そんなに興奮するな・・・・・・よ? |
心からお詫びする。だからそんな顔しないでくれ。 |
せっかくの美人が台無しだ。 |
君の痛みはそのまま信長に返そう。 |
俺は孫市。戦国の魔王から必ず君を守ってみ・・・・・・グェ。 |
ったく・・・・・・女運もない、か。 ・・・・・・でか」 |
慶次 |
「ほーう、いいモノ持ってるねえ」 |
孫市 |
「あ?」 |
慶次 |
「うむ。あんた腕前もよさそうだ。それに面構えもいい。 |
いくさ場でいっちょ手合わせ願いたい、ねえ」 |
孫市 |
「向こうに行くってことは、あいつ、織田方か・・・・・・。 |
気合入れてかないとな」 |
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証恵 |
「憎き織田に天罰を! この地を渡してはならぬ!」 |
信長 |
「裁きを受けるのは、うぬらのほうよ |
海岸の部隊は、砲撃の準備を行え!」 |
孫市 |
「大筒とは物騒だな・・・・・・」 |
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イベントムービー“業火” |
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信長 |
「信心の絆で死を恐れぬなら・・・・・・ |
絆から断ち切るのみ。ククク、見ものぞ」 |
ガヤ |
「火だー! わー! きゃー! に、逃げろー!」 |
信長 |
「退くは地獄。進むも地獄。さあ、どう出る」 |
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信長 |
「うぬらへの、清めの炎、ぞ |
一揆勢を撃滅せよ。徹底的に、な」 |
孫市 |
「大筒に火攻め・・・・・・魔王の本領発揮ってトコか |
これ以上抵抗しても無駄死にだ・・・・・・ |
信長に、許しを請うべきなんじゃないか?」 |
証恵 |
「・・・・・・仕方あるまい」 |
孫市 |
「そうと決まれば、送るぜ。ついて来なよ」 |
慶次 |
「馬鹿なっ! |
そんな甘いこと、信長が許すはずがあるかっ! |
何としてもあいつらを止めないとな・・・・・・ |
やっぱり、あんたとはやりあうことになったねえ」 |
孫市 |
「男のお相手は、なるべく勘弁願いたいがな」 |
慶次 |
「そう言うなって。楽しもうぜ!」 |
証恵 |
「信長殿・・・・・・我らは降伏する |
どうか皆の命だけは助けて下さらぬか・・・・・・」 |
信長 |
「降伏? 笑える、な」 |
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イベントムービー“降伏拒否” |
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本願寺僧兵 |
「・・・・・・降伏する。砦の者はみなただの民。 |
どうか命ばかりは助けていただ・・・・・・」 |
本願寺兵士 |
「うわっ! 助けてくれー!」 |
信長 |
「これが、返答だ |
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慶次 |
「あんたの甘さが招いた結果だ |
大人しく、受け止めなよ」 |
孫市 |
「わかってるさ・・・・・・ただな |
今この弾丸には、言葉は通じないぜ |
くそ、こうなったら退くしかないな |
全員砦を捨てて、安全な所へ逃げろ! |
俺が退路を確保する」 |
蘭丸 |
「ここからは・・・・・・逃がしはしません! |
信長様に仇なす者! 消えていただきます!」 |
孫市 |
「ほう・・・・・・女も裸足で逃げ出すような美男だな」 |
蘭丸 |
「な・・・・・・何を言う!」 |
孫市 |
「そう怯えるなよ。俺にもそんな趣味はないって |
よし、これで退路は確保できたな |
さあ、全員ここから逃げるんだ! |
おいおい、男は追いかけられるのが仕事だろ? |
逃げるヤツを追うなんて、感心しないな |
みんな何とか逃げてくれたか |
さて、俺も逃げさせていただくかな |
信長に一発お見舞いする、絶好の機会だな・・・・・・」 |
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イベントムービー“超A級スナイパーのスーパーアクション” |
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孫市 |
「ズドン」 |
織田軍兵士 |
「殿! お怪我はッ!」 |
孫市 |
「弾いた? |
ま、今日のところはあいさつ代わりだ |
次は、仕留める」 |
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慶次 |
「ひゅう。さすが、すげぇ腕前だねぇ」 |
孫市 |
「どーも。ま、仕留め損なったがね」 |
信長 |
「うぬを変えてやろうと言うのだ |
ありがたく生まれ変わるがよい」 |
孫市 |
「ありがたく、ご遠慮させていただくぜ |
これが・・・・・・魔王の戦か |
少し、甘く見すぎていたのかもしれないな |
信長・・・・・・!」 |
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2「山崎銃撃戦」 |
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伊勢長島は、織田家に制圧された。 |
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難を逃れた孫市は、このことを顕如へ報告。 |
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その助力を得ると、大坂に侵攻する織田軍を |
食い止めるべく、勇躍山崎に向かった。 |
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「俺がいいかげんな分、相棒は律儀でねぇ。 |
礼は鉛弾で返す、さ。 |
この一発で・・・・・・逝きな」 |
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孫市 |
「行くぜ、信長 |
俺の弾丸、必ずあんたの心の臓に届かせる」 |
本願寺顕如 |
「なんとしても信長の大坂入りは阻止せねばならぬ |
まずは織田の先鋒隊を潰すのだ! 西進を許すな |
止めるのだ。西へ行かせてはならぬ |
信長を止めよ、山を下らせるな」 |
孫市 |
「信長、待ってろよ |
俺は俺の戦い方で、貴様を仕留めてやる |
俺には、この銃がある |
信長に気づかれずに近づいて・・・・・・ズドンだ |
北の洞窟が、隠れて近づくにうってつけだな」 |
お市 |
「お兄様、どうかした?」 |
孫市 |
「今なら、洞窟から信長に気づかれずに近づけるな」 |
信長 |
「ぐっ・・・・・・!」 |
孫市 |
「完璧だ・・・・・・我ながら惚れ惚れするぜ |
悪いな・・・・・・今日から俺は、変わったんだ |
戦いが終わるまで、女性といえど、容赦はしない」 |
光秀 |
「顕如殿、無駄な抵抗はやめて兵を退かれよ! |
抵抗すればするほど、信長様は冷酷になる・・・・・・ |
それが、わかりませんか」 |
孫市 |
「この目で見て、知ってるさ・・・・・・」 |
本願寺顕如 |
「ツぅ・・・・・・不覚 |
すまぬな、孫市・・・・・・」 |
孫市 |
「いいってことよ。それよかどうするよ、ここから」 |
本願寺顕如 |
「まだまだ、終わらぬ。御仏の御加護、見よ!」 |
孫市 |
「・・・・・・何て言うか、人間離れしてるよな」 |
慶次 |
「いけすかないねぇ。スッキリしない戦だぜ |
顕如さん、あんたには悪いが、終わりにしようや」 |
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イベントムービー“俺に銃は効かん” |
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慶次 |
「生きてる、って感じだねえ」 |
孫市 |
「さよならだ、慶次」 |
慶次 |
「だりゃあッ! |
俺の槍スジは、弾丸より速えぜ」 |
孫市 |
「ま、そう簡単にやらせてはくれないか」 |
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3「越前防衛戦」(1575) |
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孫市は、激闘の末、織田軍を撤退させた。 |
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だが、この戦いは信長の陽動だった。 |
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この間、織田軍主力は一揆衆の最大拠点、 |
越前へと出陣していたのである。 |
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孫市は、越前へ急行。織田軍を待ち受けた。 |
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「俺がやるしかない、か。 |
まあ、あいつら余裕ないからなあ。 |
この一発で・・・・・・逝きな」 |
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イベントムービー“そこに見えない魔王がいるよ” |
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孫市 |
「信長は俺を警戒している |
俺がいるとわかれば、ここに援軍には来ない |
・・・・・・信長をおびきだすため、 |
俺は目立ったことはできない・・・・・・ |
ダメだ! そんなことじゃあ長島の二の舞だ |
くそっ、どうすりゃいい」 |
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孫市 |
「おいおい、お前さんたち、 |
自分が置かれてる状況、わかってんだろうな」 |
民兵 |
「孫市様! あなたがいれば百人力です!」 |
孫市 |
「一騎当千、と言ってほしかったな |
って冗談言ってる場合じゃないぜ |
この戦に勝ち目はない。信長は本気だ |
ここは一旦退くんだ! ヤツが出てくる前に・・・・・・ |
と言ってはみたものの・・・・・・なにか手を打たなきゃな |
のるかそるか。いっそ光秀に一発お見舞いする、か |
フウ」 |
光秀 |
「・・・・・・!」 |
明智軍兵士 |
「明智殿! 光秀殿! いかがなされた!?」 |
孫市 |
「よし、俺が敵を食い止める。逃げるんだ」 |
光秀 |
「本陣は問題ありません。追撃を続けるのです |
半蔵殿、戦場に孫市の気配がないか探ってください」 |
半蔵 |
「・・・・・・承知」 |
孫市 |
「厄介だが、見つかるわけにはいかないな」 |
半蔵 |
「・・・・・・気配なし」 |
光秀 |
「そうですか。孫市は近くにいないようですね」 |
孫市 |
「・・・・・・全滅はまぬがれた、ってところか」 |
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イベントムービー“いくさ人の敵はいくさ人のみ” |
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孫市 |
「これで皆は大丈夫だ。後は・・・・・・」 |
慶次 |
「ようよう・・・・・・ |
お手並拝見させてもらったぜ |
こんな戦は俺も本意じゃあない。一揆衆との戦・・・・・・以後、 |
この前田慶次、参戦しないと約そう |
これだけ言っておきたくてな、あばよ」 |
孫市 |
「なんだ、あいつ・・・・・・?」 |
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信長 |
「全軍進撃せよ。容赦は、するな」 |
孫市 |
「来たか! 待ってろよ、信長」 |
信長 |
「光秀、うぬに任せる。手心は、いらぬ」 |
孫市 |
「まずい、信長がいなくなる前に! |
やったか?」 |
信長 |
「孫市、これがうぬの腕前、か |
面白い。うぬがすべて、信長に見せよ」 |
孫市 |
「ご冗談。遠慮しとくぜ |
俺も、ずらかるとするか |
やれやれ、長島の二の舞だけは避けられたな |
だが、本願寺にもう力は、ないな」 |
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4「京洛抵抗戦」 |
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孫市は、越前に攻め寄せた織田軍を叩き、 |
これを敗退させた。 |
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だが、絶え間なく織田軍の攻勢によって、 |
もはや信長に抵抗できるのは一揆衆のみと |
なっていた。 |
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「俺はいつだって思うようにやってきた。 |
いやになったら・・・・・・やめる、さ。 |
この一発で・・・・・・逝きな」 |
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イベントムービー“抵抗できぬ者” |
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僧官 |
「天下は信長に帰した。この上は抵抗も詮無し」 |
本願寺顕如 |
「遺憾ながら、信長に降伏するも方便、か・・・・・・」 |
孫市 |
「・・・・・・冗談はよしな |
ここで投げ出したら今までの意味が、ねえ |
俺は、信長に鉛弾を見舞う。それだけだ |
ちっ、何だか銃も重いぜ」 |
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本願寺顕如 |
「もはや抵抗は無意味であろう・・・・・・ |
天命を受け入れるべきではないか?」 |
孫市 |
「よしなよ、無意味だの無価値だなんて言うのは |
信長だけで十分だ・・・・・・ |
無価値な命も、無意味なこともありはしないさ |
まずは、敵さんの入り口から潰さないとな |
また火をかけようっていうのか。相変わらずだな」 |
本願寺顕如 |
「京の町を燃やそうというのか・・・・・・! |
我らのために、京を灰にしてしまってよいのか?」 |
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イベントムービー“顕如動く” |
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本願寺顕如 |
「やはり降伏の他に道なし |
わしが死ねば、すべては失われる」 |
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孫市 |
「馬鹿な! 何を考えている!」 |
本願寺顕如 |
「孫市よ・・・・・・これも天命。おぬしも受け入れよ」 |
孫市 |
「ふざけるな! 何故だ、何故、諦める! |
何故、自分の手で道を切り拓こうとしない!」 |
本願寺顕如 |
「さて、信長殿に降伏の挨拶に赴かねばな・・・・・・」 |
鈴木重朝 |
「孫市殿、しっかりなされよ!」 |
堀内氏善 |
「雑賀衆は、常にあなたの味方ですぞ!」 |
孫市 |
「そうだったな・・・・・・俺の戦はあいつらのためじゃない |
俺を信じてくれる者と、俺自身のためのはずだ |
それと、か弱き女性のためでも、あるな」 |
本願寺顕如 |
「孫市・・・・・・すまぬ。だが、わしらはおぬしほど・・・・・・」 |
孫市 |
「言わなくていいぜ。あんたを恨んだりはしない |
あばよ。仏の縁があるなら、また会おう |
俺の狙いは、信長の額・・・・・・それだけだ |
顕如が信長に会う前に、やるしかないな |
奴に気づかれずに近づくためには・・・・・・ |
あの屋根しかない・・・・・な」 |
信長 |
「顕如・・・・・・来た、か」 |
本願寺顕如 |
「・・・・・・覚悟はできております」 |
信長 |
「後にせよ。這いずり回る鼠の始末が先、だ」 |
孫市 |
「あんたと俺の決着はまだついてないぜ、信長」 |
信長 |
「孫市、顕如のあの姿、見ておらぬか? |
それでも、まだ信長に逆らう、か?」 |
孫市 |
「顕如も本願寺もない。これは俺の戦だろ?」 |
信長 |
「うぬの腕ではその戦、続けられまい |
ならば、うぬが道、切り拓いて見せよ」 |
孫市 |
「俺には、俺を信じてついてきてくれる奴らがいる |
そいつらをみんな死なせるわけには、いかないからな |
本願寺の戦は終わったな |
だが、俺の戦はまだ終わりじゃない」 |
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実機エンディング雑賀孫市“銃よ、さらば” |
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孫市 |
「結局それか・・・・・・。 |
悪かったな。カタキ、取れなくて。 |
俺はいい加減だからな。 |
ま、これからも好きに生きるさ・・・・・・」 |
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5「安土城潜入」 |
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一揆衆は、織田軍に降伏した。 |
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この和睦により信長と一揆衆の永きに渡る |
争いに終止符が打たれた。 |
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雑賀孫市の姿も歴史の表舞台から消えた。 |
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その数ヶ月後、信長の居城・安土に |
討ち入ろうとするひとりの男の姿があった。 |
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「やっとわかったよ信長。 |
俺が本当にしたいことがな。 |
これが・・・・・・最後の一発だ!」 |
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イベントムービー“ミッションインポッシブル” |
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孫市 |
「結局、それか |
顕如さんよ。アンタはアンタのすべきコトを |
していくんだろうな |
俺は俺のすべきコトをするさ」 |
織田軍兵士 |
「敵だ 侵入者だ 出会え、出会え」 |
孫市 |
「本願寺の戦という枷ははずれた |
これからが俺の・・・・・・俺だけの戦だ」 |
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孫市 |
「さて、美しい終わりを迎えようじゃないか |
信長・・・・・・今日があんたの命日だ |
この気配は・・・・・・信長 |
挨拶がわりに一発お見舞いしてやる」 |
信長 |
「フン、うぬもよほど懲りぬ男よ」 |
孫市 |
「こいつはどうも」 |
信長 |
「天主へ来い。信長が愛でてやろう」 |
孫市 |
「半蔵か。悪いが、今日の俺は冴えてるぜ」 |
半蔵 |
「・・・・・・明鏡止水の如し。見事」 |
孫市 |
「だから言ったろ? 今日の俺は冴えてるってね! |
俺には見えてるんだな、あんたの動きが」 |
お市 |
「孫市さん、お兄さまを撃つつもりね」 |
孫市 |
「俺には、女性には手を上げないって信念があるのさ |
だからここは放っておいて・・・・・・くれなさそうだな?」 |
お市 |
「逃げる気! 卑怯だよ!」 |
孫市 |
「女性に罵られるのは慣れてるさ |
あんた、なにしてんだ? 本願寺とは戦わないって」 |
慶次 |
「ああ、そうだ。だがこれは俺とあんたの戦い |
これが最後だ、派手にやろうぜ! |
それでこそ、雑賀孫市だ。またいつか会おうぜ!」 |
孫市 |
「最後じゃないのかよ・・・・・・」 |
濃姫 |
「あなたの男、私が見てあげる。ありがたく思うのね」 |
孫市 |
「嬉しいお誘い、泣けるぜ |
だが、これは俺と信長の戦い。女には手を出さない |
姫、今度はもっといい場所で会いましょう。約束だ」 |
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イベントムービー“ラストショット” |
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孫市 |
「信長・・・・・・どこだ・・・・・・?」 |
信長 |
「クク・・・・・・死ぬか? |
・・・・・・来い」 |
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孫市 |
「フッ・・・・・・俺は、あんたに会えて良かったのかもな」 |
信長 |
「戯言も、一興、か」 |
孫市 |
「そうだな。俺の敵はあんただけだって言いたくてね」 |
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エンディング雑賀孫市“ただ、銃声にのみ従う” |
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孫市 |
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・はあ・・・・・・」 |
信長 |
「ククク」 |
孫市 |
「う」 |
信長 |
「うぬは何を望む? |
信長を撃って何が変わる。 |
クク・・・・・・変わらぬ、変わらぬわ。 |
乱世の民の苦しみも。 |
それでも撃つか? |
後悔は効かぬ。覚悟は? |
わしが背負うた業を担う覚悟はうぬにあ・・・・・・」 |
孫市 |
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・はあ・・・・・・。 |
てめえは黙ってな・・・・・・! |
信長。あんたは確かにすごい。 |
だがな。 |
人ってのは、それぞれ重いものを背負って、 |
そうやって生きてるんだ。 |
それを踏みにじる権利は、 |
あんたにも・・・・・・誰にもねえよ!」 |