立花闇千代


名波画伯

固有技能 快刀乱麻

誾千代でクリアすると「島津義弘」使用可能

武器

第一武器 稲妻刀  基本攻撃力19
第二武器 雷霆剣  基本攻撃力28
第三武器 鴻爪迅雷  基本攻撃力36
第四武器 雷鋼須世理  基本攻撃力44
   

雷鋼須世理 

基本攻撃力44
属性:閃光
体力+18
無双+18
攻撃+20
防御+17
移動+18
運+19
無増+20
範囲+17
固有技能:快刀乱麻

チャージ攻撃

チャージ1 自分の周りに三本の雷柱を発生させる(追い討ちにも使えます)
チャージ2 浮かせ技
チャージ3 気絶攻撃
チャージ4 吹っ飛ばし
チャージ5 前方に雷球を発射、敵に着弾or一定距離で雷を周囲に撒き散らせる。
上手く調整すればガードしてる武将も吹き飛ばせる(後方や横で爆発させる感じで)
対武将戦の主力?
チャージ6 周囲に雷の輪を発生させ、広範囲に攻撃(無双奥技の最後みたいな感じ)
チャージ7 前方の敵を刺し、ビームの様な物を発射(飛距離は短いです)
チャージ8 雷を全身に纏い、突進。雑魚に囲まれた時等の緊急脱出にも使えます。

無双演武

ステージ1
九州征伐

勝利条件 島津義久、島津義弘、島津歳久および島津家久の撃破
敗北条件 豊臣秀吉または立花誾千代の敗走

ステージ2
小田原城攻略戦

勝利条件 北条氏政および北条氏直の撃破
敗北条件 豊臣秀吉の敗走

ステージ3
抗瀬川(クゼガワ)の戦い

勝利条件 敵全武将の撃破
敗北条件 味方武将いずれかの敗走

ステージ4
関ヶ原の戦い

勝利条件 徳川家康の撃破
敗北条件 石田三成の敗走

ステージ5
島津追撃戦

勝利条件 島津義弘の撃破
敗北条件 石田三成または島左近の敗走、あるいは味方本陣いずれかの陥落

外伝
江戸の陣

勝利条件 徳川家康の撃破
敗北条件 豊臣秀頼または石田三成の敗走


詳細データ

「データ」
 
身長 172cm
立場 立花家当主
武器
進藤尚美
出現条件 最初から使用可能
称号 鬼の娘
→豪気の女城主
→立花の勇婦
→鎮西第一
→四海一の才媛
→雷神
 
 
「習得技能」
 
階級1  練心の技・1 指南の技・1 練心の才・1 指南の才・1
階級5
階級10
階級15  練心の技・2
階級20  快刀乱麻 指南の技・2
階級25  練心の才・2
階級30  指南の才・2
階級35
階級40
階級45  練心の技・3
階級50  指南の技・3
 
 
「アクションボイス」
 
弱攻撃 ふっ
中攻撃 ていっ
強攻撃 甘い!
攻撃締め たああっ!
無双奥義 これまでだっ
無双秘奥義 うなれ、雷切!
無双秘奥義締め 立花をナメるな
ダメージ弱 つっ
ダメージ中 くぁっ
ダメージ強 ぬあっ!
K.O. ああああっ!
 
 
「戦況メッセージ」
 
敵武将撃破 敵将、立花が討ち取った!
1000人撃破名乗り 立花こそ、天下無双の武士なり!
1000人撃破誉め 認めよう、貴様が天下無双だと
100人撃破名乗り これしきは、立花なれば当然だ
鼓舞名乗り 立花こそ、戦場の華!
誉め(目上へ) 良将は、優れた戦士でもあるのだな
誉め(目下へ) よい侍だ! 生き残れ!
誉め(その他) 貴様とともに戦えること、嬉しいぞ
苦戦中 ひるむな! 立花に敗北はない!
救援邂逅(目上へ) た・・・助けてくれて・・・ありがとう・・・
1000人撃破誉め(義弘) 屈辱だ・・・貴様の武、認めざるをえん!
誉め(義弘) 戦場は島津とかいう戦屋の独壇場だな
救援邂逅(義弘) 救援は謝す だがなれ合いはなしだ
キャラクター選択 立花の誇り、戦場に示さん!
特殊攻撃1 雷よ!
特殊攻撃2 ほとばしれ!
邂逅A 我こそは立花家当主、立花誾千代なり!
邂逅B 父上より譲られし雷切が貴様を斬る!
邂逅C 立花を侮るな 痛い目を見るぞ?
特殊邂逅A 決戦だ。立花と島津は両立せぬ!
特殊邂逅B 示せ、貴様に立花と戦う資格があるか
逃亡A 立花家存続のため、退かねばならぬ
逃亡B 立花とは散る花ではない
特殊逃亡A やるな 貴様の名、記憶に残し置こう
死亡A 立花として生きた、立花として死のう
死亡B 立花家は・・・ここで・・・終わるのか・・・!
勝利ポーズA 誇りなき生より、むしろ死を
勝利ポーズB 戦場に華は要らぬ、勝利のみでよい
勝利ポーズC 惨めなる戦場に、誇り高き勝利を!
 
 
「双六メッセージ」
 
開始直後 立花の名にかけて勝利を!
サイコロ前 立花は前に進み続ける
レベルアップ 立花はどこまでも強くなる
旗全入手 任務完了 さらばだ
大出費 卑怯なり!
大連鎖 さて、覚悟はできたか?
チャレンジ 我こそは立花家当主、立花誾千代なり!
チャレンジ成功 敵将、立花が討ち取った!
チャレンジ失敗 貴様では立花の相手には不足だな
ゲーム終了時1位 立花こそ、天下無双の武士なり!
ゲーム終了時2位 立花は完全なる勝利しか良しとはせぬ!
ゲーム終了時3位 屈辱だ・・・!
ゲーム終了時4位 立花の名に泥を塗ってしまった・・・

※参考:戦国無双2公式設定資料集 お銀氏提供

シナリオ

1「九州征伐」1586

ムービー“オープニング 剛勇鎮西一”

三成
「九州はほぼ島津家の手に落ちております
 我らは島津を倒し、九州を平定します
 あれなるが、島津の次男、義弘です
 彼らは剛勇にて、鬼島津と恐れられております」
義弘
「まずは、満足
 やるな、わっぱ
 女か?」
誾千代
「女ではない 立花だ
 立花誾千代」
秀吉
「剛勇鎮西一!」

九州の名家・立花家の当主、立花誾千代は、
雷神と呼ばれた名将・道雪の娘。
しかし当主となるため、男として育てられた。

当時、九州では島津家が台頭。
道雪亡き後、立花家は島津に押され、
滅亡寸前まで追い込まれていた。

だが、そこへ天下人・豊臣秀吉が介入。
戦局は一変する。

秀吉の援軍を得て、
怨敵・島津にこれまでの借りを返さんと、
誾千代は、戦場に推参するのだった。

「島津は一族の仇
 立花は敵に一切容赦せぬ
 第一話、九州征伐
 完全なる勝利を!」

秀吉
「わしの天下統一の夢、誰にも止められん!
 島津を天下にひれ伏させるんじゃ!」
誾千代
「宿敵島津を破り、立花の名を世に知らしめる!」
秀吉
「まずは鶴賀城を奪取! 島津攻めの拠点とするぞ!」
島津義久
「橋を落とせ! 孤立させよ!」
義弘
「圧倒的な物量差 完全な負け戦・・・それも面白い」
島津家久
「さても珍しきサルの関白を拝みに参るか」
仙石秀久
「フン。田舎武者の雑言、黙らせてやるわい」
島津家久
「来たな よし。島津の戦、始めるぞ!」
誾千代
「島津め。貴様らに倒された立花一族の恨み・・・
 今日こそ、立花誾千代が晴らしてくれん!」
左近
「あれは島津家の得意戦術、釣り野伏!
 敵を引きつけ、包囲し、殲滅する・・・か」
島津家久
「さて、一旦退いて軍を整えるか・・・」
誾千代
「父上・・・父上より譲られし刀で・・・
 立花の敵、倒して見せます!」
秀吉
「島津の策を力で打ち破りおった!
 その剛勇、まさに鎮西一よ!」

誾千代
「片意地で、生きにくそうな男だな」
三成
「・・・貴様に言われる筋合いはない」
誾千代
「困難でも己が生き様を通す 立花もそう生きてきた」
左近
「強さってのはもっと奥から湧き出るもんだぜ?」
誾千代
「何が言いたい? 立花は強い。それだけだ」
義弘
「立花も堕ちた 我らに討ち尽くされ、小娘が出たわ」
誾千代
「その小娘に兜を割られた男がほざくわ!」

義弘
「まずは満足よ・・・退くぞ!」
島津義久
「時間だ 水が下がっている間に本陣を落とせ!
 敵の注意を引きつけよ! 伏兵に合図を送れ!
 鶴賀城を奪還し、豊臣軍の戦線を絶つのだ!」

実機ムービー

義弘
「兄の危機じゃ
 兄を失ってはならぬ 行くぞ」

誾千代
「一族の怨敵島津! 立花の名誉に懸けて、討つ!」
義弘
「恨みや見栄で戦うな 邪魔だ」
秀吉
「島津もこれで豊臣に従う 天下統一は目の前じゃ!」


2「小田原城攻略戦」1590

秀吉は九州を平定、島津を下した。
立花誾千代の戦いぶりは高く評され、
秀吉麾下で、大いに立花の名を上げる。

数年後・・・天下はほぼ秀吉により統一され、
抗うは関東の北条、奥州の伊達のみとなった。

秀吉はその力を誇示すべく全国の大名を率い、
北条の居城・小田原城を東西から攻めた。
誾千代は東側からの攻撃軍の中にあった。

その陣中に、伊達政宗が帰参のため
秀吉への拝謁を求めてきたとの報せが入った。

「立花は一人信ず道を進む
 何があろうとな
 第二話、小田原城攻略戦
 完全なる勝利を!」

ムービー“小田原参陣”

秀吉
「これは北条を攻める戦ではない
 わしの力を示し、天下に戦する気をなくさせる
 そして、皆が笑って暮らせる世を創る
 そのための戦なんさ」
豊臣軍兵士
「伊達政宗、拝謁賜りたいと参っております!」
左近
「奥州王、政宗も膝を屈しますか」
慶次
「殺されるかもしれない
 だが怖じた風はない むしろ傲岸だ
 傾いてるねえ」
政宗
「遅参の段、御免なれ」
秀吉
「いま少し遅くば、ここが飛んでおった
 さあ! 泰平の世への総仕上げじゃ!」

秀吉
「東側を攻める諸卿よ、期待しておるぞ!」
誾千代
「島津などに遅れを取らぬ!
 小田原城は立花が攻め落とす!」
忠勝
「門が開かぬ上、大筒か! さすがは堅城小田原!」
秀吉
「あの砲撃を止めよ!
 このままでは、わしのかわいい兵がやられちまう
 よーし、お次の一手じゃ!
 皆の者、天梯車を護衛するのじゃ」
誾千代
「忠勝殿を見ていると父を思い出す」
忠勝
「よせ 拙者など道雪殿に比べれば小僧同然」
誾千代
「その謙虚なところも似ている 好ましい
 貴様が忠勝の娘か
 父上の名、辱めぬよう戦うのだぞ」
稲姫
「は、はい・・・」
秀吉
「まずは内側から各城門を開いて・・・
 味方を城内へ入れるんじゃ!
 腹が減っては戦はできんと言うでな
 兵糧庫を抑え、籠城を続けられんようにしてやれ!」
稲姫
「立花様・・・何て凛々しいお方・・・
 私もあのような立派な武者になりたい・・・」

誾千代
「この戦はともに戦う だが島津を味方とは思わぬ」
義弘
「では、背後から襲われぬよう注意せねばな」
誾千代
「馬鹿にするな! 立花は卑怯な戦いはせぬ!」
小太郎
「侵入者を討て・・・」
秀吉
「これはちいとばかし、やっかいな仕掛けじゃな
 操作している将を倒すのじゃ!」
小太郎
「どうした・・・? 本陣ががら空きだぞ?」
秀吉
「しまった! 戻れ! 本陣を守るんじゃ!」
小太郎
「クク、愚かな・・・」
誾千代
「奥州の独眼竜、伊達政宗も豊臣の力に屈したか」
政宗
「圧倒的な力に逆らうは愚者の業よ」
誾千代
「天に昇る志を捨てた竜は、哀れな生き物だな」
政宗
「天翔ける竜の心は、地を這う人には分からぬわ」
秀吉
「わしは強く美しい女が大好きなのよ」
誾千代
「そうか」
秀吉
「いや、だから、わしはそなたを・・・」
誾千代
「では、さらばだ」

小太郎
「うぬの力、試させてもらおうか・・・
 下らぬ泰平の世は不要よ・・・ 消してやる」
北条氏政
「ここまで来るとはな・・・」
北条氏直
「北条一門の誇り、見せてやろう!」


3「杭瀬川の戦い」1600

小田原は落城。
北条氏は滅び、天下は秀吉の手に落ちた。

だが、やがて、その秀吉も没し、
次の天下をめぐって、世は騒然とし始める。

徳川家康の東軍、石田三成の西軍・・・
慶長5年(1600)、
諸大名は二つに分かれる。

立花誾千代は西軍に味方し、怨敵・島津家の
義弘とともに、杭瀬川で東軍と対峙した。

誾千代は決戦の前哨戦を完全勝利で飾らんと
士気を高めていた。

「世に義なし
 ただ純然たる勝利があるまでだ
 第三話、杭瀬川の戦い
 完全なる勝利を!」

左近
「この戦は、この後の天下争奪戦への布石・・・
 つまり、完全勝利が必要不可欠ってわけだ
 敵はおびき寄せた さあ、お楽しみといこうか」
野一色頼母
「しまった、罠だ! 退け、退け!」
左近
「強いのも罪だが・・・美しいってのも罪かもよ」
誾千代
「そうか・・・そういうもの・・・なのか?」
左近
「面白い娘さんだ」
田中吉政
「本陣への退路を確保します! 急げ!」
明石全登
「敵の退却路をふさぐ! 我に続け!」
佐々木小次郎
「血のにおいがすると思ったら・・・もう始まってるね
 むきにならないでよ また後で遊んであげるからさ」
中村一忠
「かくなる上は、華々しく散るまでっ!」
有馬豊氏
「せめて一太刀、せめて一矢報いん!」

誾千代
「島津は徳川に味方すると思っていたがな」
義弘
「徳川に天下をやるのが、気に入らんでな」
忠勝
「半蔵の言う通りであったな」
稲姫
「もう少し早く到着できていたら・・・」
忠勝
「直政は明石、稲は島津に当たれ!
 我らは本陣を衝き、隙を作る!」
義弘
「立花の小娘め、やるではないか
 不思議とわしまで嬉しくなるわ」
誾千代
「チッ、世話の焼ける!」
稲姫
「立花様と敵になってしまった・・・
 胸を借りるつもりで、あの方にぶつかってみよう!」
忠勝
「半蔵! 頃合いぞ!」
半蔵
「影が闇を彩る・・・」
稲姫
「立花様、手加減無用です!」
誾千代
「実力のほど、見せてもらおう!」

誾千代
「相変わらず片意地で生きにくそうだな」
三成
「・・・貴様に言われる筋合いはない」
誾千代
「事実を言ったまでだ 立花もそうして生きてきた
 貴様と戦うのは、父に対しているようで苦しい」
忠勝
「ならば問う 父君が信念を阻まば、立花は何とする」
誾千代
「論し、感謝する もはや迷いはない!」
左近
「これで、少しは士気も上がったかね」


4「関ヶ原の戦い」1600

西軍は、緒戦・杭瀬川の戦いを勝利で飾った。

だが、石田三成は後手に回り、
この有利を活かせなかった。

東軍はこの敗北を挽回すべく、
秀吉の遺児・秀頼を手にせんと大坂へ向かう。

三成は、諸将の反対を押し切り、急ぎ追撃。
しかし、東軍は関ヶ原で待ち構え、
決戦を、己が得意とする野戦に持ち込む。

西軍に三成の不手際に対する不満が渦巻く中、
立花誾千代は、超然と、戦場に立った。

「勝利を
 ただ立花は完全なるものしか勝利と呼ばぬ
 第四話、関ヶ原の戦い
 完全なる勝利を!」

ムービー“関ヶ原決戦”

忠勝
「敵勢、我が方を数で上回り・・・
 戦場を囲む高所を抑え
 鶴翼に我が方を包囲しております」
家康
「わしは、これまで
 人々の未来、泰平の世という重き荷を背負い・・・
 長き道に着実に歩を進めてきた
 その歩み、止められぬよ
 ただ勝つべくして勝つのみだ」

三成
「この戦は義戦である 全軍に命ず 勝利せよ
 敵前線を殲滅し、家康を討て!」
家康
「敵前線が乱れたところを大筒で撃ち崩すのじゃ」
左近
「大筒とは物騒だねえ
 ・・・ま、こっちにも大筒はあるんですがね」
島津豊久
「中央に兵が集中しすぎだ 島津が迂回し奇襲しよう」
三成
「義戦に奇襲無用 島津、差し出た真似をするな」
島津豊久
「分かった 以後、島津は一切動かぬ!」
左近
「小早川のぼっちゃんは徳川に内通してるな
 西軍が不利になるか、小早川が押されると危ないね」
誾千代
「北西砦から敵本陣を狙うのも手か」
稲姫
「中央に兵が集中しすぎている・・・ ならば!」
小早川秀秋
「西軍優勢・・・うーん。東軍に寝返ってよいものか?」
誾千代
「この戦、物足りぬな・・・ あの戦屋がおらぬゆえか
 島津を動かすこと、私にしかできまい」
家康
「小早川め、まだ迷っておるのか!
 ええい! 松尾山から小早川を銃撃せよ!」
左近
「毛利が動かない・・・か、やれやれ
 恵瓊が消えるか、味方不利になると危ないね」
小早川秀秋
「徳川が我らを銃撃しているだと!」
稲姫
「頃合いですね! 手薄な本陣を落とします!」
家康
「第二陣、攻撃開始! 三成を休ませるな!」
小早川秀秋
「徳川殿に味方せねば殺されるやもしれぬ!」
家康
「小早川め、まだ動かぬか! ええい、半蔵!
 小早川が味方いたさばよし さもなくば斬れ!」
半蔵
「御意・・・」
家康
「よし、今ぞ! 大筒、撃ち方始め!」
吉川広家
「これより我らは徳川殿にお味方する!」

半蔵
「邪魔者は・・・屠るのみ」
稲姫
「立花様、ここで勝負です!」
誾千代
「立花は死の覚悟なき者とは戦わぬ
 我が刃受けて決めよ 逃げるか、覚悟するか」
稲姫
「さすがは立花様・・・ ここは退きます」
義弘
「小娘、援軍要請か? 立花一族の仇討ちに来たか?」
誾千代
「見損なうな 地獄の戦鬼どもに告げに来ただけだ
 この地獄のような戦場をともに愉しもうとな」
義弘
「言うわ・・・ よかろう 戦、ともに愉しまん!」
誾千代
「地獄のような戦場に立っている感覚はどうだ?」
義弘
「お主こそ戦国一の快人物 惚れたぞ、誾千代!」
誾千代
「貴様も立花と同じく、世辞が言えぬようだな」

誾千代
「貴様を倒す 倒して私の行くべき道を行く」
忠勝
「その覚悟、御身の力と変えて、忠勝に挑むがよい!」
家康
「三成がここまでやるとは・・・誤算であった
 撤退せよ! 江戸へ戻る!」


5「島津追撃戦」

関ヶ原の決戦は、西軍が勝利し、
徳川家康は、江戸へ敗走した。

だが戦後、島津義弘は
独断で西軍の戦列を離脱。
大坂へと兵を向ける。

天下を手にすべく、大坂の秀頼を擁し、
三成と家康を諸共に討たんとしたのである。

さらに、三成との対立がため
東軍方にあった福島正則ら
豊臣恩顧武将も島津に与す。

野望をあらわにした義弘を討つべく
立花誾千代は、三成とともにこれを追撃した。

「島津、己が信ずる道を行くか
 ならば・・・
 第五話、島津追撃戦
 信ずべき道を!」

三成
「義弘を、秀頼君のおわす大坂へ行かせてはならぬ」
義弘
「砲を放て! 敵を近づけるな!」
三成
「大筒か・・・これでは天王山に近づけぬ」
物見
「崖は登れないようです!
 道に沿って迂回して登るしかないようですね・・・」
義弘
「これは天下を賭けた大ばくちよ
 ばくちの相手は三成ずれではない 誾千代、お主だ
 関ヶ原の状況は兄者にも伝わっているはず・・・」
三成
「味方の被害が広がる前に、砲撃を止めるのだ!」
左近
「まずは勝竜寺を奪い、東軍残党の退路を絶つか・・・」
三成
「横腹を衝いてきたか・・・ 陣に入れるな、押し返せ!
 島津め、ついに牙を剥いたか
 東軍残党と結び、秀頼君を擁し天下を狙おうとはな」
誾千代
「義弘、清々しいな あくまで己の生き様を通すか
 貴様の野望、立花が最高の敬意をもって打ち砕こう
 義弘、私はもちろん、三成や左近が倒れても・・・
 三成の東陣、左近の西陣が落ちても負けを認めよう」
義弘
「条件は厳しいほうが面白いか・・・ 分かった」
小太郎
「島津め、再び天下を混乱させる気か
 面白い、手伝ってやろう
 よき士だ・・・ 壊すのが愉しみだ」
誾千代
「あいにく、こちらに貴様を悦ばせる気はない!
 まずは島津に味方する東軍残党を片付けるか」

左近
「誾千代、義弘じいさんの評価が高いねえ」
誾千代
「士は士を知るのだ」
左近
「俺もあんたのこと、評価してるよ」
小太郎
「誾千代、戦いを通じ義弘と分かりあえた気でいたか」
誾千代
「そうだ だからこそ、今、戦を交えている」
佐々木小次郎
「ああ・・・戦のにおいだ・・・血が騒ぐよ
 ねえ、面白いから君のこと斬ってもいい?」
島津義久
「待たせたな、義弘!」
義弘
「おお、兄者!
 島津軍、突撃じゃあ!」
誾千代
「用意がいい 運だけでばくちに勝つ気はないらしい
 それでこそ立花の相手! 力でねじ伏せてやろう」
義弘
「勝っても負けても、これが戦らしい戦の最後よ
 その最後の戦の相手にお主を選んだのじゃ
 この義弘をがっかりさせてくれるなよ、誾千代」
三成
「全軍、島津を殲滅せよ!」
義弘
「どちらが剛勇鎮西一か決着をつけようぞ!」
誾千代
「つまらぬ。あれは秀吉が勝手に言ったこと
 が、貴様とは決着をつけたいと思っていた!
 これで・・・決着だ」

ムービー“エンディング 立花の敵”

義弘
「わしの負けだ 我が命・・・奪うがよい」
誾千代
「当然だ」
義弘
「しかし、これはわし独りのばくち・・・
 島津は関係ない 兵や国の者の命は助けてくれ
 そのかわり・・・島津はお主らに従おう」
誾千代
「ほうけたか、義弘 敗者はすべてを奪われる
 兵も国も民も滅ぼし尽くされる それが世の常だ」
島津軍武将
「貴様!」
誾千代
「だが、立花は違う
 島津は任せよ
 お前は立花の敵にふさわしい男だった」

ムービー“クレジット1”


外伝「江戸の陣」

山崎の地に、島津義弘の野望は潰えた。

無事、豊臣秀頼を擁した石田三成は、
徳川家康に最後の決戦を挑む。

三成の友・直江兼続、真田幸村も報せを聞き、
三成に助力すべく、軍を進発させる

対して家康は、奥州の王・伊達政宗とともに
江戸で、西軍を待ち受けた。

立花誾千代もまた、戦乱に終止符を打つべく
三成のかたわらにあった。

「立花は信ずる道を進む
 その道より、世の義が生まれよう
 外伝、江戸の陣
 信ずべき道を!」

三成
「関ヶ原で勝利したとはいえ、未だ世は治まらぬ
 家康を倒し、義の世を築くのだ!」
家康
「甘いな、三成 わしに何の布石もないと思うてか
 合図一つで、この戦場という碁盤はひっくり返る
 政宗、そちも何か西軍に馳走してやるがよい」
政宗
「では、誰を宴に招待するか・・・
 よし、北門を開き、宇喜多に鉄砲を撃ちかけよ!」
宇喜多秀家
「うぬぬ・・・馬鹿にしおって・・・!」
三成
「それは罠だ! 秀家め、血気にはやりおって・・・!」
小早川秀秋
「関ヶ原での裏切りは何とか許してもらったが・・・
 このまま西軍についても減封は確実だ・・・」
誾千代
「今でこそ言うが、最初は西軍につく気はなかった
 だが味方した 貴様という人間が変わったからだ」
三成
「貴様も変わった・・・ 生き方が美しくなったと・・・思う」
家康
「頃合いか 狼煙を上げよ! 毛利に寝返りを促せ!」
小早川秀秋
「正義はやはり徳川殿にあり!
 秀秋にはどうしてもこの生き方しかできないんだ・・・」
三成
「清き水に泥蛙どもは住みかねるようだ
 よかろう 悪い膿は出し切らねばならぬ」
家康
「これ以上敵を入れるな! 門を打ちつけよ!」
使番
「寝返りに反対しました安国寺恵瓊様、捕らわれたよし!」
三成
「あの老人にそんな気概があったとは・・・あとで救う!」
政宗
「馬鹿め! 天下は徳川に決まりよ
 わしはその下で権力を握り、次の天下を狙うのだ!」
三成
「城内の敵を掃討し、天守への門を開くのだ!」
誾千代
「この刀が道を開く! 立花についてこい!」
兼続
「三成、待たせた!」
幸村
「義によって我ら三成殿に助太刀いたす!」
三成
「この城のどこかに恵瓊が囚われておるはず
 救い出して、本陣へ保護せねばな」
安国寺恵瓊
「お・・・お味方ですか・・・ 助かりましたぞ」
小太郎
「平安はつまらぬ・・・再び乱世を」
三成
「まずい・・・秀頼君が危ない!」

幸村
「江戸城へ進軍を開始する!」
兼続
「今こそ家康を討ち、天下に義を示す時ぞ 進め!」
安国寺恵瓊
「確か天守は小天守と繋がっていたはず・・・」
忠勝
「これが最後・・・御身の力を我に見せよ!」
誾千代
「感謝する 今日、立花は貴様を超えてみせよう!」
家康
「天下は広い・・・一人では背負えぬ」
誾千代
「その天下を貴様は一人で背負おうとし・・・
 その重き荷に貴様は一人で耐えてきたのだな
 終わった・・・立花は立花として戦い、生き抜いた」

ムービー“クレジット2”

ももいろ氏提供

戦国無双[武将]完全攻略