濃姫(1535?~1612?)

cv鈴木麻里子(青二プロダクション)
 
設定年齢:20歳
 
身長:165cm
 
使用武器:暗器
 
蜥蜴
 
蟷螂
 
蜘蛛
 
蜈蚣
 
蛭好
 
蝮蛇
 
一人称:私(わたし)
 
美濃の斎藤道三の娘として生まれ、
斎藤家と織田家の政略結婚により信長の元へ嫁ぐ。
本名は帰蝶だが、
信長の正室となったあとは
「美濃から来た姫君」ということで、
濃姫と呼ばれるようになった。
美しい容姿と口数の少なさから、
周りに近寄りがたい印象を与えるが、
性格的に似ている部分が多い信長とは理解しあえたようだ。
 
 
 

「シナリオ集」

 
 
1「桶狭間の戦い」(1560)
 
オープニング“敦盛”
 
信長
「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、
 夢幻の如くなり。
 一度生を享け滅せぬものの有るべきか・・・・・・」
織田軍武将
「これで織田も終わりか!
 敵は大軍、勝ち目はない。
 降伏か破滅かもはやふたつにひとつ。
 殿は何を考えておられるのだ」
お市
「大丈夫お兄様なら勝つよ」
信長
「死ぬやもしれんな」
斎藤道三
『ウツケを殺せ』
濃姫
「うっ」
信長
「ククク」
濃姫
「貴方を殺すのは、わたし。こんな戦で死なれては・・・・・・」
信長
「うぬを抱けぬ、な」
半蔵
「信長、勝てば乱・・・・・・影の役目は・・・・・・」
 
信長
「地はこの雨で沼のごとし、か
 今川の進軍が遅れれば、奇襲の機会もあるな」
濃姫
「あなたが、ウツケかどうか
 見極めるには、この戦・・・・・・またとない機会」
信長
「天、この信長が勝利を望むか」
お市
「うわあ、すごい雨! お兄様の言っていた通りね
 こんな雨でも、あたしは攻めるだけ!」
濃姫
「雨・・・・・・空が泣いている
 乱れれば乱れるほど、あの人好み・・・・・・」
秀吉
「義元の陣、見つけてまいりました
 ありゃあ油断も油断、気が入っておらんわあ」
義元
「今川家の格の違いを見せつけてやるのじゃ!」
半蔵
「主がため・・・・・・覚悟」
お市
「あたしを狙ってるのね。後悔させてあげる!」
 
信長
「狙うは今川義元の首。全軍、信長に続け!
 遅れは、許さぬ」
濃姫
「私ができることは・・・・・・
 敵方の大将を陥れるも一興」
信長
「お濃よ、どうした?
 やはり、我が刃で片付けねばならぬ、か?」
 
イベントムービー“篭絡”
 
義元
「ぶーっ! 女子・・・・・・妖艶な・・・・・・」
濃姫
「フフフ・・・・・・」
 
義元
「の、信長だと。皆の者まろを守れ」
半蔵
「勝敗決す。乱世にふさわしきは・・・・・・」
信長
「何を望む? 闇よ
 欲するは、義元の首、か?」
半蔵
「影を抑えるか・・・・・・覇王よ」
 
イベントムービー“ニュータイプ”
 
義元
「ぐっ・・・・・・雨・・・・・・雨さえ降らねば・・・・・・」
信長
「降ったはうぬの死を、天も望んだまで
義元
「貴様にもいずれ無様な死を・・・・・・ふぐっ」
信長
「それも、悪くない」
 
イベントムービー“形式”
 
濃姫
「汚らわしい」
信長
「・・・・・・か?」
義元
「ぐああっ!」
 
信長
「家康とは旧知の仲・・・・・・
 抗う価値なき戦なれば、信長に降る男よ
 家康の士気はもうあるまい。潮時、よ」
徳川家康
「徳川の未来のため・・・・・・
 今川殿には悪いが、信長殿と組ませてもらおう」
 
 
2「稲葉山城攻略戦」(1567)
 
信長の奇襲により今川義元は桶狭間に倒れた。
 
版図拡大を目論む信長は隣国・美濃を攻める。
 
美濃・斎藤家は濃姫の実家。濃姫は信長を
討つために嫁いできたのである。
 
だが稲葉山城を囲む軍勢の中に濃姫はいた。
 
「殺す。
 父上、それがあなたとの・・・・・・約束。
 渇くわ」
 
イベントムービー“妹と妻”
 
濃姫
「父上・・・・・・今こそ約束を果たしましょう」
お市
「お義姉さまは、家族と戦うの本当に平気?」
濃姫
「いずれこうなると、わかっていたわ
 それでもわたしは選んだ・・・・・・
 誰もがそうするように」
お市
「え・・・・・・!?」
 
信長
「稲葉山城を奪い、美濃の地を手に入れる
 サルよ、一夜で墨俣に城を作れ
 他の者は、城外の敵を殲滅せよ
 その場を敵に渡すな、守ればよい
 他の軍は、急ぎ木材を確保せよ
 木材は、全て運び出せ。根こそぎ、だ
 城を建てる場所、確保せねばな
 急がねば、夜が明ける、な
 木材はあるに越したことはない、天梯車を出せ
 敵の砦より、木材を揃える」
秀吉
「木を縛って、川に流したってね
 ほんなら、あっという間に運べるんだわ
 こんなもんでええかな?
 ほんじゃあ、次の場所へ行こみゃあ
 さて、こっちもどんどん流そみゃあ」
信長
「気取られた、か・・・・・・
 一夜城の人柱となってもらわねばな
 間もなく夜が明ける。急がねばな・・・・・・
 夜明け、か・・・・・・
 あとは、夜が明けるを待つだけだ」
 
イベントムービー“一夜城”
 
秀吉
「これぞ、あ、これぞ稲葉の、一夜城。
 秀吉、建てて、喜び舞い
 斎藤、おったまげて、てんてこまい
 キキッ、おみゃあさんたちにゃあ、
 千年たってもできにゃあで」
光秀
「信長公は天下を取ると言いましたね、
 蘭丸。わたしも・・・・・・同感です」
 
斎藤義龍
「馬鹿者! 勝手に門を開けるでない!
 うぬぬ・・・・・・こうなったら全軍突撃じゃ!」
光秀
「姫君様に刃を向けること、お許し下さい」
濃姫
「光秀、あなたは相変わらず堅いのね
 あの人に仕えなさい。きっと新しい世界が見える
 蘭丸、もう斎藤家はお終い・・・・・・
 あの人に、仕えたい?」
蘭丸
「ええ。それ故に、力を示させていただきます」
信長
「城内へ逃げおったか・・・・・・無駄な
 死に場所を変え、何を望む? 下らぬ」
 
信長
「道三のいぬ斎藤家・・・・・・脆い、な
 城内に逃げ込んだ者、討ち果たせ! すべてを、だ」
斎藤義龍
「美濃の地はわしと息子が守る! 行くぞ!
 濃・・・・・・貴様! 兄を討つか! 父の言葉忘れたか!」
濃姫
「ウツケを、討て、でしょう?
 あの人より貴方の方がよっぽどウツケだから」
斎藤義龍
「傷が痛む・・・・・・」
 
 
3「姉川の戦い」(1570)
 
斎藤家は滅んだ。
 
信長は次の布石として妹・お市を浅井長政に
嫁がせた。
 
だが、信長の苛烈なやり方についていけなく
なった長政は反旗を翻す。
 
信長は浅井家を滅ぼすべく軍を進めるので
あった。
 
「他の全てを捨てる。
 それでも捨てられず、それで・・・・・・。
 渇くわ」
 
イベントムービー“家族ゲーム”
 
浅井長政
「許せ、市。されどこれも戦国のならい
 それがしは信長殿と戦わねばならぬ・・・・・・」
信長
「下らぬ。実に下らぬ戦いよ」
濃姫
「あの子にも選ぶ日が来た。それだけ、よ」
信長
「是非もなし」
 
お市
「ただ、戦うだけじゃダメだよ・・・・・・
 きっと・・・・・・きっと違う道があるはずだから」
信長
「市がおろうと遠慮は無用
 戦って、勝て。それだけだ」
浅井長政
「な、何を! 朝倉殿、お待ちを!」
信長
「フフフ・・・・・・。まさに烏合、よ
 市、長政、うぬらが信じる者は、これか?」
徳川家康
「我が軍も反撃をするぞ!
 康政は迂回して朝倉本陣に向かえ!」
浅井長政
「いかん! 朝倉の救援を急げ!」
徳川家康
「この機を逃すな! 朝倉義景を撃破せよ!」
浅井長政
「こうなれば、信長殿を倒すまでよ!」
お市
「長政さま、待って!」
信長
「来るか。身のほどを知らぬ男には見えぬが
 市を生かすも殺すも・・・・・・
 お濃、うぬに任す、ぞ?」
濃姫
「試すなんて・・・・・・珍しいのね
 それとも、自分で決められないの?」
 
イベントムービー“停戦交渉”
 
お市
「・・・・・・違う。お義姉さまとは違うよ
 市は長政様とお兄さまの新しい
 道を切り拓くために戦うの!」
濃姫
「その道は・・・・・・険しいわ・・・・・・」
お市
「そうね。だからあたしは・・・・・・ここにいるの!」
 
濃姫
「悲しみを背負ったまま、生きる
 それだけでも、生きる意味は十分あるわ・・・・・・」
信長
「戦国の女、か。下らぬ、実に下らぬ。だが・・・・・・
 それを壊すも、面白い
 お濃、うぬの愛する道、信長に見せよ」
 
 
4A「本能寺の変」(1582)
 
姉川の戦いに敗れた浅井家は滅び、お市は
信長のもとへと戻った。
 
信長は上洛を果たし、天下布武へ盤石な態勢
を整えたかに見えた。
 
だが、その覇道を阻む者は、意外なところに
いた。
 
「あなたは私だけ、そうなります。
 渇くわ」
 
イベントムービー“わたし信長を倒します。必ず倒します”
 
濃姫
「桔梗紋・・・・・・光秀、ですか」
信長
「・・・・・・か」
 
濃姫
「珍しいのね・・・・・・逃げるなんて
 でもね、もう決めたの・・・・・・あなたを、この手で」
蘭丸
「信長様! 早くお逃げください!」
信長
「逃げる? ・・・・・・それでは光秀に会うてこれまい
 楽しませてくれる、な・・・・・・のう、光秀」
光秀
「これで、信長様も出てこざるを得まい
 さもなくば、このまま炎の中へ消え行くか・・・・・・」
濃姫
「あの人には、炎なんかで果てて欲しくないわ
 あなたの命、この胸に抱かせて」
信長
「・・・・・・」
濃姫
「どうしたの? 怖いなんてことはないでしょ?」
信長
「・・・・・・」
 
イベントムービー“命燃えて”
 
信長
「お濃、何故裏切る!? 我が妻が!?」
濃姫
「妻だから、でしょう・・・・・・分かりませぬか?」
信長
「お・・・・・・や、かた・・・・・・様・・・・・・」
濃姫
「影武者」
秀吉
「影武者を抱かせるたあ、殿も罪ぶきゃあこって」
濃姫
「ぺっ」
 
光秀
「信長を探すのです! 逃がしてはなりません!
 たとえそれが・・・・・・骸であろうとです!」
濃姫
「影武者を抱いても、何も感じない・・・・・・
 とにかく、今はここを離れないと」
お市
「お義姉さま、またあたしの大切な人を奪うの?」
濃姫
「私を倒してもあなたの悲しみは終わらない
 あなたが全てを忘れてしまえば、いいのよ
 さよなら・・・・・・もし生まれ変わるなら
 幸せに生きられたら、いいわね」
蘭丸
「姫君様、未だに道三様の命をお忘れになれぬとは」
濃姫
「そんな勘違い、かわいいのね
 あの人の命を欲しがっているのは、私よ
 光秀・・・・・・あの人の命、あなたには渡せないわ」
光秀
「姫君様、信長様を討たれたのですか?」
濃姫
「さあ、どうかしらね」
光秀
「いずれにせよ、あなた様にも消えていただきます
 私の志は・・・・・・姫君様・・・・・・」
濃姫
「安心なさい。あの人は、必ず私の手で・・・・・・でも
 志よりもっと深いもののために、よ
 岐阜に帰るなんて・・・・・・気が利いてるのね
 全てあの城で始まって、あの城で終わる・・・・・・」
 
 
5A「岐阜城潜入」
 
本能寺で討った信長は影武者だった。
 
本人はすでに逃れ、岐阜城に入っていた。
 
好機逸すべからず。信長の命を狙う者たちが
岐阜に集う。
 
そして濃姫もまた、信長のもとへと向かった。
 
「あなたを殺したい私、
 私が殺したいあなた。
 疼く」
 
信長
「来い、お濃
 この信長の命、狙う者、守る者・・・・・・
 人の世の、業の全てを背負う覚悟でな・・・・・・」
くのいち
「人妻発見! でも構ってる暇はないんだな~♪」
濃姫
「悪いわね・・・・・・女狐さん?
 フフフ、まだ狙っていたのね。執念かしら・・・・・・?」
孫市
「信念だ。悪いが、今は美人を口説く余裕もないぜ」
濃姫
「男の信念なんて・・・・・・弱いものね」
慶次
「お節介だとは思うが・・・・・・ここはあんたを通せねぇ」
濃姫
「どうして?」
慶次
「あんたぁ、自分に嘘をついてるからさ
 どうやら、自分で気づいてるらしいな
 なら、俺の出る幕じゃないねぇ」
濃姫
「蘭丸、私と戦わない方が、いいわ」
蘭丸
「いえ、ここをお通しするわけには、いきません!」
濃姫
「あなたの心が迷う限り、私には勝てないでしょ?
 幸せだった? 蘭丸・・・・・・」
 
イベントムービー“悲しみをこの身に受けて”
 
信長
「お濃、何を望む。信長を殺すか?
 抱くか、抱かれるか?」
濃姫
「すべてを」
信長
「で、あるか」
 
エンディング濃姫“愛と命と”
 
斎藤道三
『うつけを殺せ。うつけを殺せ。うつけを殺せ』
濃姫
「愛しているわ。
 ・・・・・・殺したいほど」
信長
「う」
 
 
4B「本能寺の変」(1582)
 
姉川の戦いに敗れた浅井家は滅び、お市も
長政に殉じた。
 
信長は上洛を果たし、天下布武へ盤石な態勢
を整えたかに見えた。
 
だが、その覇道を阻む者は、意外なところに
いた。
 
「早いものね。
 でも、それでは私・・・・・・満たされない。
 渇くわ」
 
イベントムービー“夢幻の如くなり”
 
蘭丸
「光秀様が・・・・・・光秀様がご謀叛!!」
信長
「是非もなし。太刀を持てい。光秀に会うてこよう」
 
蘭丸
「信長様! 早くお逃げください!」
信長
「逃げる? ・・・・・・それでは光秀に会うてこれまい
 楽しませてくれる、な・・・・・・のう、光秀」
蘭丸
「あの方面に敵陣の隙があります
 信長様、お市様と姫君様を連れ、お逃げを!」
信長
「市、遅れるでない、ぞ」
お市
「きっと・・・・・・お兄様に罰が当たったのね
 まだ、お義姉さまが中にいるよ、お兄様!」
蘭丸
「この身は刀となり、この地は死地となる
 命を惜しまぬ者は、来いっ!」
光秀
「本能寺の正門に兵を集中させなさい!
 一人でも多くの兵を門内に送り込むのです!
 第二陣、かかれ! 第三陣、かかれ!
 第四陣、かかれ!
 他の者も、南に攻撃を集中させなさい!」
蘭丸
「まずい、もう門がもたない・・・・・・
 これ以上、敵軍をここに入れるわけにはいかない!」
光秀
「馬鹿な・・・・・・私の軍がこうも簡単に
 火計部隊! 準備を始めなさい!
 本堂に火矢が届く位置まで、近づくのです!」
 
イベントムービー“蘭丸奮戦”
 
明智軍兵士
「信長、どこだ!? 見つけ出せ!」
蘭丸
「はっ!」
明智軍兵士
「うっ! がっ! がっ!」
蘭丸
「信長様・・・・・・光秀様・・・・・・なぜ・・・・・・?」
 
信長
「お蘭、そこまで抗ってみせるか・・・・・・よかろう」
蘭丸
「姫君様も、お市様も、死なせるわけにはいかない」
濃姫
「死ぬ気でいるの? 馬鹿ね・・・・・・
 あなたの命、他の誰かに渡すなんて
 私には、できないの・・・・・・」
信長
「お濃・・・・・・か」
濃姫
「お邪魔だったかしら? ここで死にゆく人には」
信長
「待っていた・・・・・・何が、わしに来るかを」
濃姫
「私が来ると、どうなるの?」
信長
「答えるまでもなかろう? ここではうぬを抱けぬ」
蘭丸
「信長様、御無事で!」
信長
「可憐な戦いであったな、お蘭よ
 その可憐さで、これからも信長を魅するがよい」
濃姫
「あなたの命では、あの人と対等になれない
 無駄に命を捨てることは、ないと思うけど?」
信長
「光秀、うぬが真の心、信長に見せよ
 そこまで、この信長が憎い、か?
 光秀、うぬは分かっておろう?
 天下が、信長に何を欲しておるかを」
光秀
「確かに信長様の行い、天の望むものかもしれません
 だが、人の命を引き換えにせねばならぬ時代など!」
濃姫
「光秀・・・・・・あなたが信念を貫くのはかまわない
 けど、私の邪魔をした責任、とってもらうわ」
光秀
「姫君様、お父上の言葉、お忘れか!」
濃姫
「忘れてないわ・・・・・・うつけを、殺せと」
光秀
「ならば、何故!」
濃姫
「何故? 今から殺そうとしてるわ、うつけを、ね」
光秀
「信長様の命、奪えずとも・・・・・・
 信長様の世は、終わらせてみせる!
 各軍、信長を追い続けろ」
 
イベントムービー“邂逅”
 
蘭丸
「天下を取るのは信長様と、
 光秀様もそう仰ったではありませんか
 だから私は、信長様を守って・・・・・・」
光秀
「守れ、と言った憶えはありません
 わかりませんか・・・・・・ならば、その身で学びなさい」
 
光秀
「信長様、お逃げになられましたか
 ・・・・・・何故、わからないのです。蘭丸
 信長様の創る世に、我々の居場所などないこと」
 
イベントムービー“夢幻のごとくなり”
 
信長
「滅せぬものの有るべきか・・・・・・信長の命が消えるか・・・・・・
 だが、始まりが終わりなら、終わりも始まりよ」
 
信長
「ここでわしを仕留められぬか。惜しかった、な・・・・・・光秀」
お市
「光秀様は、どうしてお兄様を・・・・・・
 まだ、戦いが続くのかな・・・・・・」
蘭丸
「生き残ることが・・・・・・できたのか。光秀様・・・・・・」
濃姫
「逃げるなんてらしくないのね
 楽しみは後にとっておいたの?」
光秀
「信長様、お逃げになられましたか
 しかし安土は我が手にある。貴方はもう終わりなのです」
 
 
5B「安土城潜入」
 
明智光秀の謀反により、信長はすべてを
失った。
 
辛うじて本能寺を脱出した信長と濃姫は、
ただふたりきり、今は光秀のものとなった
安土の天主閣を目指した。
 
「あなたを殺したい私、
 私が殺したいあなた。
 世界は、それで十分だったはず」
 
信長
「我は我のみ知る道を行く・・・・・・うぬはどうする?」
濃姫
「フフフ・・・・・・あなたの思う通りにするわ・・・・・・」
信長
「ういやつ・・・・・・天主にてうぬを抱こうぞ・・・・・・」
五右衛門
「うわっわっわっ! あぶねぇよ、この城!」
濃姫
「誰かいるの?」
五右衛門
「うおっ! びっくりしたぁ・・・・・・」
濃姫
「誰か、いるみたいね・・・・・・」
五右衛門
「わわ! なんだ! 誰だ!
 ってこうしちゃいられねえ! あばよ~!」
孫市
「こんな所で美女に会えるなんて、これは夢だろうか」
濃姫
「フフフ・・・・・・夢にしてあげるわ、すぐにね・・・・・・」
孫市
「貴女となら、覚めない夢でもかまわない
 キレイなバラには棘があるってこったな・・・・・・」
半蔵
「覇王は堕ちたぞ・・・・・・蝮の娘」
濃姫
「私は覇王の妻・・・・・・蝮の娘では、ないわ」
 
イベントムービー“遅かったな”
 
信長
「天主にてうぬを抱こうぞ・・・・・・」
光秀
「何を!?」
濃姫
「見れば・・・・・・分かるでしょう?」
 
光秀
「どれだけの人が、その戯れに振り回されたか
 おわかりか! 戯れもここまでです!」
濃姫
「相変わらずね・・・・・・光秀。戯れだからこそ愉しいのに」
 
実機エンディング濃姫“覇王の妻”
 
濃姫
「あなた、信長の血を吸いたかった?
 けど、私の心が欲しいのは・・・・・・。
 これであの人のもとにいる理由もなくなった・・・・・・」
信長
「お濃、何を望む?
 信長を殺すに理由などいらぬ・・・・・・ぞ」
濃姫
「欲しいのは、あなたのエゴ」
信長
「くれてやる。
 エゴと言わず、その先までも・・・・・・だ」


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戦国無双[武将]完全攻略