羽柴秀吉(1537~1598)

cv戸北宗寛(青二プロダクション)
※戦国無双2で変更されました。

設定年齢:35歳
 
身長:155cm
 
使用武器:
 
三節棒
 
三鉄杖
 
三錫棍
 
三天鐘鬼
 
三貴宇津皇子
 
三界闘戦文殊
 
一人称:わし

農民の子として生まれたが、
一念発起して織田信長に仕える。
墨俣に一夜で城を築城するなど、
卓越した知略で瞬く間に頭角を現していく。
そして、本能寺の変で信長が討たれると、
すぐさま仇討ちに向かい、明智光秀を下す。
その後天下人へと成り上がったが、
親しみやすい性格で家臣からの信頼も厚い。


「シナリオ」

1「稲葉山城攻略戦」(1567)

オープニング“凡ての始まり”

お市
「斎藤家はお義姉さまの実家じゃない。
 兄妹で戦うなんて良くない、良くないよ。
 お兄さま、やめようよ。
 稲葉山は不落の城なんでしょ?
 不落ってことは、絶対に落ちないってことじゃない」
秀吉
「落ちるわ!
 墨俣に城をこさえりゃあ、
 稲葉山城の首根っこを押さえたも同然。
 あとは簡単簡単」
お市
「城なんか討手が壊しちゃうもん。
 絶対ムリ!」
秀吉
「そりゃあ落ちん城を落とすからにゃあ、
 絶対できんことくらいせにゃあ」
お市
「・・・・・・サル?」
織田軍武将
「ハハハハハ」
信長
「alea jacta est(賽は投げられた)。
 バテレンより聞いた言葉だ。
 その昔、運命を前に男がそう言った。
 墨俣に城をつくる。
 不可能を逆しまに可能にし、
 絶対落ちぬ城を落とせ」
秀吉
「は、ははっ」
お市
「・・・・・・バーカ」

秀吉
「できんことくらいせにゃあ、成り上がれん
 夜明けまでに城を建てて、稲葉山を落とす!
 川沿いで木を集めて、そいつを流して・・・・・・
 墨俣で受け取って、城をおっ建てるんさ」
お市
「お城なんて無理よ! お兄様、戻ろうよ!」
秀吉
「墨俣も早えこと奪わないと、城が建てられんわ
 ここに城を建てて、稲葉山を攻めるんでな
 小六がいなきゃあ、城は建てられん!
 皆、しっかり小六を守るんじゃ!」
信長
「雨・・・・・・天もまたサルに何を望む」
秀吉
「天梯車を使って、材木庫を攻めるんじゃ
 壊されんように、しっかり守れよ!
 さ、こっちもどんどん流してくんさ」
竹中半兵衛
「敵の動きが怪しい。出陣し、策略を阻止せよ!」
秀吉
「ありゃ、ばれてまった!」

イベントムービー“一夜城”

秀吉
「これぞ、あ、これぞ稲葉の、一夜城。
 秀吉、建てて、喜び舞い
 斎藤、おったまげて、てんてこまい
 キキッ、おみゃあさんたちにゃあ、
 千年たってもできにゃあで」
光秀
「信長公は天下を取ると言いましたね、
 蘭丸。わたしも・・・・・・同感です」

秀吉
「キキッ! おみゃあら、砲撃開始だぎゃ!」
斎藤義龍
「ぅぬぬ・・・・・・こうなったら全軍突撃じゃ!」
信長
「燻りだされた蝮の子を、滅せよ」
お市
「本当にお城、建てちゃったよ・・・・・・」
光秀
「一夜で城を築くその策略、見事でした
 しかし、詰めが甘かったですね! 行きます!」
秀吉
「逃げてもムダ。ま、首洗って待っててくれや」

秀吉
「美濃三人衆、寝返ってくれるみたいじゃが・・・・・・
 寝返りの合図・・・・・・なんだったっけかのう?
 くさい物には蓋って言うかんね
 上の柵を弓で射て落としゃあ、敵も出てこれんて」
蘭丸
「なるほど、あなたでしたか。墨俣に城を築いたのは
 その知略には感服します。だが刀ではどうですか?」
秀吉
「そんな長い刀、わしによけろっちゅーことかね」
蘭丸
「あだ名通りの身のこなし・・・・・・さすがですね」
秀吉
「・・・・・・誉められてる気がせんのう
 ああ、思い出したわ! 二階と三階で・・・・・・
 奴らを同じ順番で相手すりゃええんだわ!
 しかし、ややこしいやり方じゃのう」
光秀
「来ましたか・・・・・・先ほどのようにはいきませんよ!」
秀吉
「何べんやっても、わしにゃ勝てやせんよ!」
安藤守就
「我ら美濃三人衆、織田へ降る!」
斎藤義龍
「な・・・・・・貴様ら許さんぞ!」


2「金ヶ崎撤退戦」(1570)

秀吉の策により、織田軍は不落と言われた
稲葉山城を陥落させた。

さらに信長は一挙に天下を統一せんと、
越前・朝倉へと攻め入る。

だが、浅井長政が盟約を破り、背後から
織田に迫った。

この危機に、秀吉は自ら殿軍を買って出た。

「世ん中やっぱ出世なんさぁ。
 侍も民も夢も全部そっからじゃ。
 おもれぇ天下を見せてやるんじゃ!」

ムービー(戦闘開始前)

孫市
「秀吉。信長の殿軍引き受けたって?」
秀吉
「まあよ。
 浅井長政の裏切りで、信長様は絶体絶命。
 ここで見事大軍を防ぎきったら、わしの出世は・・・・・・」
孫市
「・・・・・・なるほど。
 私の出世をお約束くださいってわけだ。
 ふっ、よく言うぜ」
秀吉
「・・・・・・それだけでもねーがよ。
 負け戦でわりくうのは下っ端。
 わけもわからず引っ張られてきた民だ。
 偉いお方は自分ばっかが大事でのう。
 わしゃその辺なんとかしたかったんさぁ。
 だから孫市。わしに命預けてくれや」
孫市
「ちっ。男のために死ぬのは絶対ごめんだ。
 だから、この戦場、絶対生き残ってやるぜ。
 お前と一緒にな」
徳川家康
「その話、私も乗せてもらおう」
孫市
「い、家康・・・・・・あんた・・・・・・」
徳川家康
「ははは。偉いお方が、
 貴殿らの思う者ばかりではないこと、見ていて頂こう」

秀吉
「この殿軍で秀吉の名、世に轟かせるんじゃあ!」
孫市
「まずは敵をここまで誘い出してくれ!
 雑賀衆を潜ませてある。降らせてやるぜ、鉛の雨を
 待ってたぜ。雑賀衆、お客さんを歓迎してやれ!」
秀吉
「橋の向こうでは、家康殿が戦っとる!
 後ろから朝倉を攻めて、挟み撃ちにしたるわ
 なあ、孫市。おみゃー信長様、見たことあっか?」
孫市
「あるぜ・・・・・・気にいらないな、アイツの目
 弱さを許さず、踏みにじって喜ぶ信長のあの目はよ」
秀吉
「おみゃーはそうかもな。けどよ、そりゃちげーんさ
 あの人は強さにも同じ目する。わしはそこが怖え」
孫市
「仕事は終わりだ。さっさと逃げようぜ」
秀吉
「うひゃあ、敵がどえりゃあやってきたがや!」
徳川家康
「西は我らに任せよ。秀吉殿は北を頼む!」
秀吉
「家康殿がいなかったら、ひとたまりもなかったわ
 家康殿、信長様とは違う恐ろしさを持っとる・・・・・・
 いつまで、味方でいられるもんかな・・・・・・」
浅井長政
「このままでは信長に追いつけぬ。全軍進め!」
お市
「うわっ、またサルがいるよ~
 あたしはお兄様とお話したいの。邪魔しないで!」
慶次
「ぃよう! やってるねー! 俺も混ぜてくれよ!」
孫市
「こっちは必死だっての・・・・・・だが、ありがとよ!」
慶次
「気にするなよ! 前田慶次の戦、とくと御覧あれ!」
秀吉
「お市さま、殿と争ってもしゃあにゃあて・・・・・・」
お市
「サルは黙ってて! 縄でもつけて踊ってなさいよ!」
孫市
「猿回しとは、可愛い顔してキツイお嬢さんだな」
徳川家康
「もう十分殿軍の務めは果たしたな・・・・・・全軍退くぞ!」
秀吉
「わしらもよかろう・・・・・・みんな京へ帰るんさ!
 ふー、ここまでくりゃあ大丈夫かな?」
慶次
「楽しかったな! また、こんな戦をしようぜ」
秀吉
「わしは、遠慮しとくわ・・・・・・」


3「雑賀掃討戦」(1575)

秀吉の活躍により、信長は金ヶ崎の窮地を
脱した。

数年後、信長は一揆殲滅の為、軍を
進発させる。

一揆衆の拠り所、堺・・・・・・。

そこには雑賀孫市率いる傭兵・雑賀衆と
多くの民兵が待ち受けていた。

「孫市ぃ、今度は敵と味方だなあ。
 おもれぇ天下を見せてやるんじゃ!」

信長
「生・・・・・・死・・・・・・全ては不変にして均しい、か
 生をあがく・・・・・・無価値。全てを滅ぼせ、平等にな」
秀吉
「わしゃー、信長様の見据える先の世が見たい
 けっども、わからんまま民を殲滅していいもんか?」
蘭丸
「まだ、信長様の力がわからないのですか?
 このままでは、あなたたちは破滅するしかないのに」
慶次
「秀吉。なぜあんたまで堺攻めの片棒を担ぐ?」
秀吉
「わしだってわからんままに戦いとうない。ほんだで」
慶次
「信長が本気になる前にケリをつけようってのかい?
 それじゃ、少し様子を見させてもらうとするか!」
秀吉
「孫市。まさか、殿を撃つんじゃあるみゃあな!」
孫市
「やるじゃないか。サルってのは、鼻も利くのか?
 まあいいさ。信長退治はあとのお楽しみだ!」
足軽
「伝令! 敵は兵糧庫に火を放とうとしている模様!」
秀吉
「兵糧を燃やされたら、信長様がお怒りになってまう
 怪しい奴ぁ、兵糧庫に近づけるわけにはいかんで!
 孫市、まだ間に合う。降伏してくれんかのう?」
孫市
「残念だが、信長に頭を下げるのは・・・・・・ゴメンだな」
秀吉
「ほんなら、わしに降伏してもらうわ!」
孫市
「結局、死なずに済んだのはお前のおかげみたいだ
 降伏するさ。お前と戦うのはやっぱりつまらないぜ」

ムービー(戦闘終了後・下分岐時)

孫市
「秀、吉」
秀吉
「生きとったかー孫市。
 良かったなあ。
 他は皆あれだ」
孫市
「てめえ、何てことを・・・・・・!」
秀吉
「なーんか見えちまったんさあ。
 樒って言ったらいいんかなあ」
孫市
「何、言ってやがる・・・・・・」
秀吉
「世ん中、悲しいこと、辛えこと、
 どーしようもねーこと色々あるわあ。
 それがよ。
 全部当たり前が重なってそーなってんの。
 つながっているんさあ」
孫市
「だから、あきらめろって、言いてえのかよ・・・・・・」
秀吉
「それじゃあ負け。けっども。
 おみゃあさんみたく気に入らねえって否定して、
 食ってかかりもしねえってな。
 それでも負けだ」
孫市
「意味、わかんねえ・・・・・・!」
秀吉
「だからわしゃあ、そっから目え逸らさねえ」
孫市
「待っ、て・・・・・・」
秀吉
「そう・・・・・・決めたんさ」
孫市
「秀吉・・・・・・サイは・・・・・・」


4A「山崎の戦い」(1582)

秀吉の働きにより、一揆勢と雑賀孫市は
織田軍に降伏した。

これにより秀吉は織田家における自らの
地位を確固たるものとする。

やがて秀吉は、中国地方征討の総大将の
大役を任され、快進撃を続ける。

が、その秀吉の下に急報が舞い込んだ・・・・・・。

「仇討ったヤツが天下人なんさ。
 そいつがよ、唯一無二のお約束ってな。
 おもれぇ天下を見せてやるんじゃ!」

ムービー(戦闘開始前)

孫市
「信長が、光秀に、討たれただと?」
秀吉
「夜に火をついで大返しじゃあ。
 光秀を討つ!」
孫市
「待て! 兵がもたねえ。
 それにあんな奴の敵討ちなんか・・・・・・」
秀吉
「わしにゃあよ、わしの夢があるんさ。
 侍も民も、皆が楽しく暮らせる世をつくる夢がよ!」
孫市
「・・・・・・わかったよ。
 他の奴らにできるのは、信長の夢を猿真似だ。
 あん時のお前を信じるぜ」

秀吉
「明智軍はまだ戦の準備が出来とらんな
 光秀が来る前に、天王山を押さえてしまおみゃあ!
 天王山の部隊は南の敵を阻むのじゃあ!
 秀長と官兵衛は天王山を守るんさ!」
光秀
「まさか、これほど早く戻ってくるとは・・・・・・
 天王山を奪い返すのです! 攻めかかりなさい!」
秀吉
「光秀の謀叛のわけなんて、わしゃあ、知らん!
 じゃが、光秀の天下はお侍さんだけの世じゃ・・・・・・
 だったら、光秀に負けるわけにゃいかん!
 みんな突っ込むで! 決着をつけようやぁ!」
光秀
「秀吉、天下に望まれるのは信長ではない
 あのお方の天下は、誰も理解できぬもの・・・・・・」
秀吉
「おみゃーは理解できんモンを切り捨てた
 そんなおみゃーの天下、民も侍もついていかんわ」
光秀
「これで・・・・・・終わるのか・・・・・・これで、ようやく・・・・・・
 望んでいたのか・・・・・・私は・・・・・・これを・・・・・・」
秀吉
「眠れや、光秀。安らかになぁ
 おみゃあさんは好かんが、心は、継いでやるで・・・・・・」


5A「小牧長久手の戦い」(1584)

秀吉は光秀を討ち果たし、一挙に天下人へと
名乗りをあげた。

これに対し、三河の英傑・徳川家康は信長の
次子・信雄を擁し、あくまで秀吉に抗する
構えを見せる。

両雄並び立たず。

秀吉は真の天下人を決めんと、
家康に最終決戦を挑むのだった。

「色々よ、大事なもん預かっちまったしな。
 ここは負けねぇ、いや、勝つんさあ。
 おもれぇ天下が、もう見えとるわ!」

秀吉
「ここで家康と決着をつけるで! 全軍進め!
 本隊は、まず小牧山を攻めるんじゃ!」
池田恒興
「わしに軍を預けてくれぬか。本陣を突いてみせよう」
秀吉
「・・・・・・了解じゃ。だが、深追いは禁物じゃよ」
徳川家康
「羽柴軍の別働隊・・・・・・勝ちに逸るか、秀吉?」
秀吉
「守りが堅いのう。ほんなら、脇からも攻めるで!
 ようやっと開いたわ・・・・・・さあ、攻め込もうや!
 よっしゃ、行くで! 家康、最後の勝負だぎゃ!」
孫市
「主役は遅れてやってくるのさ。待たせたな、秀吉!
 雑賀衆は、常にダチの味方だ! いくぜ!」
慶次
「押しかけ助っ人、前田慶次見参!
 楽しげな戦じゃないか! 手助けするぜ!」
秀吉
「金ヶ崎での戦の時から、わしはずっと思っとった
 あんたを越えんことにゃ、天下は取れんとな!」
徳川家康
「それは光栄だ。だが今では正反対・・・・・・
 そなたを倒さねば、わしにも天下は来ないのだ!」

エンディング羽柴秀吉“日本一の猿天下”

徳川家康
「これより、我ら秀吉様を主と仰ぎ、
 その命に違わぬことを・・・・・・お」
秀吉
「そんなん、どーだっていいさぁ。
 天下の人間。
 その悉くに、おもろい夢を見させるんじゃあ!
 そのために皆ぁ。
 この秀吉に、力預けてくれやぁー!」


4B「本能寺の変」(1582)

秀吉は、一揆衆を殲滅した。

信長は一挙に天下を統一せんと
多方面作戦を展開。
秀吉も中国地方攻略に赴く。

だが、明智光秀が謀反を起こし、
手薄となった本能寺を急襲した。

この時、また本能寺に迫る一軍があった。

光秀の謀反を見透かし、秀吉が中国から
転進していたのである。

「世にゃお約束ってのがあるんさあ。
 ま、寒いっちゅうヤツだけどよ。
 おもれぇ天下を見せてやるんじゃ!」

秀吉
「見えとるなあ。光秀の謀叛もその思いも・・・・・・それに
 ま、のんびりとはしてられん。信長様をお助けせにゃ」
蘭丸
「この身は刀となり、この地は死地となる
 命を惜しまぬ者は、来いっ!」
お市
「きっと・・・・・・お兄様に罰が当たったのね」
濃姫
「光秀。あなたにあの人の命、あげられないわ
 あの人の命は、私のものだから」
光秀
「火計部隊! 準備を始めなさい!」

イベントムービー

孫市
「秀吉、お前は俺が止めなきゃな
 ダチだからな」

孫市
「あん時のお前の目、信長みたいだった・・・・・・
 わがままかもしれないが、俺はお前を撃つぜ
 だってよ・・・・・・俺たち、やっぱダチだろ?」
秀吉
「お待たせしました、信長様。さあ、こちらへ」
信長
「信長がうぬを待っていた、とでも言うか?」
蘭丸
「信長様! 南が手薄でございます! こちらへ!」
光秀
「信長様、あなたも悪運の強いお方だ
 だがここまでです。京から逃がしはしません!
 秀吉・・・・・・なぜあなたがここにいるのです!
 あなたは毛利討伐に向かっていたはず!」
秀吉
「見えてるんさ。おみゃーの考えもつらさも。けどよ
 討たせてもらうわ。わしゃー、もう止まれんのさ!
 信長様! 謀叛人光秀、引っ捕らえましたァ!」
信長
「ククク・・・・・・」


5B「安土城攻略戦」

秀吉は光秀の謀反を防ぐと、休む間もなく
軍を返し、総大将不在と追撃をかける
毛利の先鋒を打ち破った。

だが、中国征伐まであと一歩という所で、
秀吉は突如として毛利と和睦。
中国から兵を退いた。

羽柴の軍勢は総大将の意図を解せぬまま
行軍を続けた・・・・・・。

「運命とか、んなだっせえことは言わんけどよぅ。
 なーんか機がなんさ、今がよ。
 おもれぇ天下を、見してくれや!」

ムービー(戦闘開始前)

蘭丸
「本能寺の奇策、信長様を救い続けざまに大返し。
 秀吉公が不在と追撃してくる毛利軍を待ち伏せ、
 これを破った!」
徳川家康
「まさしく、神の眼を持つ如き軍略」
蘭丸
「秀吉公の次の手は」
徳川家康
「毛利の撃破では?」
信長
「・・・・・・この安土」
徳川家康
「な!?」
蘭丸
「何ゆえの謀叛!?」
信長
「・・・・・・理に従ったまで」
秀吉
「そう言や、あいつ・・・・・・」
孫市
『待っ、て・・・・・・』
秀吉
「なーんつってたんかなあ」
信長
「今にして思い出す・・・・・・か」
信長
『alea jacta est』
信長・孫市
『賽は投げられた』

秀吉
「全軍、二手に分かれ、城門を突破するんじゃ!
 ・・・・・・綺麗さあ。街も城も見るモンなんもかんも」
慶次
「正面を突っ切るたあ、イカスねえ
 待ってた甲斐があったぜ。楽しませてくれよ!」
徳川家康
「今はまだ信長殿の天下・・・・・・覆すべき時ではあるまい
 それがわからぬ男ではあるまい・・・・・・秀吉よ!」
孫市
「俺のすべきコトって何だ? 教えてくれ、秀吉
 信長、秀吉・・・・・・もう俺も、止まれないみたいだ」
信長
「孫市・・・・・・うぬもこの炎にくべてやろう
 魔王の城を包み、天下を焦がす炎、ぞ
 炎・・・・・・その先にうぬらは何を見る?」
孫市
「俺が見える。苦しんでる。お前らを撃てと繰り返す」
秀吉
「炎の先に炎が見えるわ。街、城、みんな包まれてく」
孫市
「本能寺では止められなかったが・・・・・・
 命に代えてもお前を止めるぜ、秀吉!
 暗いなぁ、ここは・・・・・・よく見えねぇよ、お前の顔
 なあ、秀吉。俺のしたいコトって・・・・・・なん・・・・・・だ?」
秀吉
「目ぇ閉じてたら見えるモンも見えんなあ
 孫市、目ぇ開けろ。で、わし見ろ。なあ、孫市・・・・・・
 信長様・・・・・・お覚悟、願いますで・・・・・・
 全軍、城内に逃げ込んだ織田軍を追え!
 安土城、必ずや落とすのじゃあ!」

秀吉
「信長様、これが最後の勝負でさあ!」
黒田官兵衛
「罠、ですか。これでは進めませぬな・・・・・・」
秀吉
「わしが止める! おみゃーらは待っとれ!
 罠操ってんのはこいつじゃねーな・・・・・・
 おみゃーらは一階を占拠してあとからこいや!
 どんどん世界が澄んでくなあ・・・・・・
 高いとこでは下を見んほうがええな」
蘭丸
「あなたも裏切るのですか。あの人、光秀様のように
 私は、あのお方の全てを受け入れ、あなたを斬る!」
秀吉
「蘭丸殿、そりゃあ・・・・・・いや、何も言わんさ
 安土は高いのう。ほんとに高いわ
 足がすくんでしまいそうじゃ」
濃姫
「フフフ・・・・・・
 どう、見えてる? 私の全て。奥の奥まで」
お市
「なんだか、雰囲気がお兄様に似てきたわね
 でもあたしたちは敵同士! 覚悟してね!」
秀吉
「お市様・・・・・・わしは・・・・・・
 全てを手に入れられる器じゃあにゃあで
 これで・・・・・・お別れですわ・・・・・・」
信長
「己が欲す現実のみを見る
 哀しくも幸せであるな」

イベントムービー

信長
「賽は投げられた・・・・・・
 来い」

秀吉
「信長様・・・・・・おさらばですな・・・・・・」

エンディング2羽柴秀吉“夢のまた夢”

秀吉
『一期は夢、世は幻の如くなりちゅーならさ。
 天下の人間。
 その悉くに、おもろい夢を見させるんじゃ。
 そのために皆、この秀吉に力預けてくれやー!』
「夢のまた夢・・・・・・か」



お銀氏提供

戦国無双[武将]完全攻略